■Candle...6 ページ6
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Aとの出会いは大ちゃんが言うようにCM撮影の現場だった。
俺は前の仕事が長引いてみんなより少し遅く現場入り。
・
すみません、すみません、何て言いながら急いで
用意された衣装に着替える。
・
先に個々で撮れるシーンを撮影していたようで
メンバーのほとんどが控え室で休んでいて、
・
「山田涼介さん、入られまーす。」
・
涼「遅くなってすいませんでした。」
・
そう言いながら、案内されるがままに立ち位置につこうとすると
肩をポンポンと叩かれた。
・
振り向くとほっぺに当たる冷たい飲料水は
ダッシュでここまでやってきた俺の体を冷やす。
・
あ「急がなくて大丈夫ですよ。水分補給忘れないでください。
体壊したらそれこそ大変ですよ?」
・
バタバタとみんなが動いているのに
俺とAの間だけ時が止まったように感じたのは
きっと一目ぼれをしたからだ。
・
AはCMを依頼した会社の社員で確認のために
この現場に来ていたらしく、
・
それを聞いて、これを逃したらもう会う機会はない。
そう思って、ジュースのお礼をしたいから……
・
何てまるで学生みたいな誘い方をして
上手く連絡先を聞き出して、デートにこぎつけた。
・
すごく、すごく好きだった。
・
けど、どこかで歯車が狂い始めて終わってしまったんだ。
・
大勢の人が味わうことのできない感覚や想い出を
味わえる、得られるこの世界だけど、
・
逆を言えば、当たり前のことが当たり前に
できなくなる、できなくなってしまう世界なんだと
分かっていたけれど、Aに別れを告げられて
それを酷く痛感した。
・
でも……後悔する暇も悲しみに浸る暇もなくて
俺の日々は目まぐるしく動いていき、
今、思えばAがいなくなった心の隙間を埋めるように
無意識に俺は仕事に没頭していたのかもしれない。
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おんぷ(プロフ) - みなさん、たくさんのコメント本当にありがとうございました!超短編だというのにたくさんの人に読んでいただけて、お星さまも赤く染まり作ったかいがありました。また、新作を作った際にはお知らせさせていただきます。 (2014年8月23日 17時) (
レス) id: 2205e33a70 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ゆいぷうさん» おんぷの作品の中でプレイリストでまとめてありますのでぜひ見ていただければと思います。 (2014年8月23日 17時) (レス) id: 2205e33a70 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ゆいぷうさん» 返事遅くなってごめんなさい。おんぷの小説を大好きと言っていただけてとてもうれしいです。涼介君のお話だと貴方の隣に行きたくて。や、俺の専属メイト゛ちゃん、あとは曲を元にした作品もあります。 (2014年8月23日 17時) (レス) id: 2205e33a70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいぷう(プロフ) - 私、おんぷさんの小説が大好きです。おんぷさんの小説のなかで山田涼介くんのってgame start 以外に何がありますか？ (2014年7月30日 0時) (レス) id: 2a53dcb5cc (このIDを非表示/違反報告)
ミルウ(プロフ) - 100票目のお星様押すことが出来て嬉しいですw僅かな文章でもおんぷさんの凄さが伝わって来ます(●´ω｀●) (2014年7月5日 23時) (レス) id: 18d4cddb2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2014年6月20日 1時
