【男主】乙ゲー苦手な俺が美風藍の弟ロボに転生した結果。 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:4,047 hit

Music51 ページ4

……という訳で、急にまいらすに出演することになった俺。

だからかどうかは不明だけど、最近はやけに嶺二と黒崎との共演が増えた。

テレビ局には慣れてきた方だと思うけど、やっぱりまだどこか不慣れな部分があって戸惑うこともある。

そういう時には、嶺二が程々に手助けしてくれた。

手取り足取り、というわけではない。

助けてくれた時は決まって、後は自分で頑張れ、と言わんばかりに肩に手を置いてウインクしてくる。

そんな所が、俺のことを思ってやってくれてるんだろうなと思わせてくれる所以だ。

後から聞いたんだが、音羽は芸能界デビューしてまだ半年も経っていない新人アイドルなんだそう。

そのうち、ライブというか観客の目に触れるステージに生で立ったのはたったの2回。

その2回のライブはファンの間で『伝説の降臨ライブ』と呼ばれ、語り継がれているという。

そんな大袈裟な…音羽だって1人の人間(ロボットだけど)なのに、神の使いだのなんだの言って。

音羽へのプレッシャーすごくないか、全く…

しかも、自分の曲は自分自身で作曲してたものもあるみたいだし、QUARTET NIGHTに楽曲提供したこともあるらしい。

カルナイ初期の有名曲、あの『ポワゾンKISS』も音羽が作詞作曲した……ことになってるみたいだ。

やっぱり、俺の知ってるうたプリの世界とは少し異なる世界線なのか？

とにかく、この世界で音羽はかなり重要ポジションにいると見て、間違いないだろう。

って…おいおい、俺にそんな大役が務まるのか？

……考えるだけ無駄か。やめとこ。