【男主】乙ゲー苦手な俺が何故かうたプリの世界に転生してしまったんだが (ページ28)

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Music27 ページ28

「ちょっとミューちゃん、こんな公衆の面前で2人っきりの密会のおやくそくー？？れいちゃん妬いちゃうなあ」

「話が紛らわしくなるからレイジは黙って」

「最後までうるさいぞてめぇら、いいから行こうぜ」

「………。」(めっちゃこっち見てる)

ばたん。

…どうしよう。

俺、この仕事が最後の仕事になっちゃったかも。

いや、最期の仕事って言う方が正しいか。

この世界とももうおさらばか。早いなあ。

あのクリスザードの目よ、あれは絶対コロスことを決意した目だよ絶対(2回目)

ああ、神よ、女神よ。

俺に慈悲を。

確かこっちが本名だって妹に教わった…はずなんだけど。

だから親しみを込めて名前で呼んだ。ってこれ、そんなにいけないことか？

とにかくこれからクリスザードは禁句、クリスザードは禁句…………覚えておこう。

今は仕事だ。仕事に集中するんだ。

あの氷のように冷たい、腐った粗大ゴミを見るような視線のことはもう忘れよう。

俺はまた、大きく深呼吸をした。

身体は問題なく動く。熱もない。

きっと、上手くいくだろう。