Music23 ページ24
ガチャッと音を立てて開く扉の向こうには、あの4人がいた。
そう、QUARTET NIGHTの4人だ。
「後輩ちゃんおひさ〜元気してた?」
「えっ…まあ、そこそこには、元気、です」
「んだよ、歯切れ悪りぃな。おまえ、嶺二とは一番仲良くしてただろーが」
「ランマル、Aは疲れてるの。あまりがっつかないで。この後は仕事なんだよ?」
「相変わらず美風は音羽に甘いな。過去、数々の後輩を“辞める”という苦渋の結論にまで追い詰めた鬼教官の言動とは思えん」
「うるさいよ外野。いつも言ってるでしょ、Aはトクベツだって。体を大事にしなきゃ、アイドルとして歌うことだってままならないくらい……弱いんだから」
確かに、美風は俺に対してかなり過保護というか…そんな感じはしている。
美風は俺の何なんだ?
俺は美風の何なんだ?
謎は深まるばかりである。
そしてキャラも絶賛模索中…まずは少し丁寧にいってみるか。
「…っと、寿嶺二さん、ですよね」
「そう、だけど…急にどうしたのAちゃん」
「いえ、ちょっと確認しておきたくて」
で、美風藍だろ?
あとの2人は____
「ああ、そうだ。綿毛頭と砂糖漬け貴族」
「「……………は?」」
やべ、ちょっと悪い癖。
その低レベルニックネーム面白かったからさ、ついそっちの方が先に出てきちまった笑
一瞬にして固まる空気、一気に眉間にシワが寄る伯爵さん。
…この人たち揶揄うの、意外と楽しいかもしれない。
おっと、口が滑ったかな。
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作者名:蒼乃 | 作成日時:2020年6月10日 21時