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Music22 ページ23

楽屋に入ってからは、マネージャーみたいな人が今日の収録予定を話してくれたり、プロデューサーが挨拶に来てくれたりした。


で、スタイリストの人に髪型やらなんやら色々やってもらった。


テレビで見たことしか無かったけど、本当にこんな感じなんだな、楽屋って。


鏡でっかい。すげぇ。


お、なんか菓子みたいなのも置いてある。食べていいのかなこれ。


俺は包みに入ったチョコレートをひとつ、口に入れた。


収録は13時くらいからだと聞いてる。


今は12時前…まだ意外と時間あるか。






椅子に座って、一息つく。


疲れが一気に出てきた。


心做しか息切れもするし、身体中がだるい。




心臓の鼓動まで弱まってきてる気がするのは、気の所為だと信じたい。






「Aちゃん、入るよーん♪」






丁度4つ目のチョコレートの包み紙を広げた時だった。


ドアの向こうから独特な口調の男が入ってきたのは。

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作者名:蒼乃 | 作成日時:2020年6月10日 21時

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