文ストの中にも復活アリ

９話 ページ10

とあるバー

太宰「ここにいるとおもったよ 安吾」

安吾「!?太宰君・・・私を捕らえるおつもりで？」

太宰「いや、この子を少し預かってほしくてね」

安吾「この子は？」

太宰「察しがついているだろう 織田作がかくまっている子供のうちの一人だよ
　 頼れる人が安吾しかいなくてね〜」

安吾「・・・いいのですか 私がこの子をうっかり殺してしまうかもしれませんよ？」

太宰「冗談だろ 安吾にはできないね」

安吾「ﾊｧ わかりました ですが私も追われている身 この子の安全は１００%保証はできませんよ？」

太宰「わかってるよ 私は行かなくてはならないところがあるから失礼するよ」

安吾「織田作を助けに行くおつもりですか？」

太宰「そうだね」

安吾「たとえポートマフィアから去るとしても？」

太宰「もちろん 織田作は私の友人だ 助けにいって当然だろう？」

安吾「君からそんな言葉が出るとは予想していませんでした」

太宰「小説家になりたいという彼を応援したくてね こんなところで死んではならないのだよ

私は生きる理由を見つけたくてマフィアに入った

見つかる気配がなくてつまらない毎日を送っていたけど安吾や織田作と出会って見つかりそうな気がしたんだ

マフィアという死と隣り合わせの世界で友人と呼べる人は安吾や織田作ぐらいだ」

安吾「そんな風に思われていたとはね」

太宰「ふふ じゃぁいくよ」

安吾「もし！普通に知り合っていたら・・もしポートマフィアとかじゃなくて普通の人として知り合っていたなら・・・・いえ なんでもありません」

太宰「私もそうしたかったよ」

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

安吾「起きているのでしょう？」

A「よく気付いたわね」

安吾「ずいぶん落ち着いているのですね 敵かもしれませんよ？」

A「あの太宰という人はそんな人に私を預けないわ」

安吾「そうですか で、あなたも行かれるのですか？」

A「もちろんよ 私も死なせるわけにはいかないもの」

安吾「止めても無駄なようですね」

A「もし止めようものなら殺すわよ？」

安吾「それは恐ろしいですね」

A「そろそろここ離れたほうがいいんじゃない？いくつかの殺気が近づいてくるわ」

安吾「!? 君は・・・」

A「なんでもいいでしょ・・殺されないようにね」

私はそう言い残し

扉へ向かう

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