マフィアの一般人生活 (ページ3)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:7,299 hit

３話ページ3

A「---ということでして…」

紅葉「なんじゃと･･･？」

ﾋｨ

こ、怖い

やめて夜叉出さないで姐さん！

紅葉「わっちの･･･わっちの部下を勝手に…！」

A「お、おちつきましょう!お茶でも飲んで！！」

紅葉「一般人と過ごすなど！そなたのように闇に生きるものが光の中で生きるなどわっちは認めん！」

その言葉を聞くたびに思い出してしまう

A「鏡花のことでしょうか････」

紅葉「…！」

姐さんのもう一人の元部下であり、

私の妹のような存在であり部下である

私と同様姐さんに拾ってもらったのだが

武装探偵社中島敦により光にあてられ

ポートマフィアをぬけた

そのことを根に持っているのだろう

一般人と暮らすことにより鏡花と同じ運命をたどり

自分のもとからまた、離れてしまうのではないかと考え今回の任務に反対をしている

A「姐さんに助けていただいた命です！
それに私は姐さんと最後までいますし？
姐さんのこと大好きですし？
私のほうが姐さんから離れたくないです！
こんな任務パパッと終わらして帰ってきますよ！」

紅葉「････東京のおいしい和菓子を買うのじゃ一緒に食べるぞ」

A「イエッサ！」

・・・・・・・
×××レストラン

A (えーと確か名前は朝日奈美和と・・)

店員「いらっしゃいませ一名様でしょうか？」

A「いえ、朝日奈さんと待ち合わせをしていましてもう来られてますか？」

店員「朝日奈様ですねご案内します」

そういうと店員さんは持ち場を離れ
エレベーターへ向かう

疑問に思いつつ、案内されるままについていくと

最上階へときてしまった

A「あの・・」

店員「ここをまっすぐ行った場所におられますので」

なるほど・・・さすが大手アパレルメーカ社長様だ

貸し切りとは

窓の外には大きなビルが窮屈そうに立っている

貸切

朝日奈家

貸切と書かれた看板を見つけ

慌てて身だしなみを整える

いくか・・・

A「失礼いたします。
ご依頼で参りました
九条Aと申します」

ｷﾞｨ

美和「あら、いらっしゃいどうぞ中へ」

すらっとした体形に

顔の整った女の人が出迎えた

おそらく依頼主である朝比奈美和だろう

A「失礼いたします」