#103 ページ7
Aside
部屋から聞こえてくるエマの声に耳を澄ませる
エマの目指す「全食用児の解放」
普通に考えれば不可能。
でも、それでも、と口角を上げる
エマが言ったら不可能に聞こえないんだよなぁ
みんなが賛同してくれたことに安心したように周りを見渡すエマと視線が交錯する
エマはハッとしたような顔をすると私のほうに歩いてきた
「Aはどうする？家族のことも気になるだろうし…」
『…あとちょっとここで情報を集めようかな、その後は…まだ考えてる』
「そっか、Aの家族とも早めに合流しときたいけど。このシェルターに全員入るかなぁ」
『人数はかなり多いと思うから厳しいかもね。私達の方にだったらここの全員も入ると思うよ』
「そっかぁ」と返事をしたエマは「…えぇ！？」と声を上げた
「ここより大きいの！？すごい！！」
『協力者が情報を残してくれててね、多分そこにいるはずなんだ』
「じゃあ頃合いを見て合流って感じかな？」
『うん、エマに任せるよ』
「分かった！」
大きく頷いて身を翻したエマを見つめる
『(頼もしくなったなぁ)』
この後に大きな事件が待ち受けているとも知らずに
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事が大きく動いたのは秘密部屋にある電話が鳴ったこと
ただ応答をしてきたのはミネルヴァさんの支援者
それもかなり余裕のない感じで
ラートリー家…あの人が邪魔してきてるのか
憎悪が腹の底から湧いてきて眉を顰める
『七つの壁探しから、だね』
ボソッと呟いた私にエマ達がうなづいた
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ギルだ達が持ってきた本をユウゴが埃を払いながら見る
「これ資料室の古文書か」
「言葉が古いだけじゃない、たまに紙はボロボロ。すごい癖字で何語かもわかんねぇページあるだろ」
「それラテン語の鏡文字なんだって」と返したドンにユウゴが眉を寄せる
『ラテン語は古代、ローマ帝国で共通語だった言語。鏡文字は左右反転にわざと書いた文字ね』
「よく気づいたなぁ」と感心しているヴァイオレットにレイが何でもないことのように返す
「別の棚になぜかラテン語の辞書があったから気になった
でもG Pに向かうまでに日にちがなかったから弟妹に解読を頼んだんだ」
そこから話が進んで”クヴィティダラの竜”についての話に
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＃蛍(プロフ) - すみません、大分時間が出来てきたのでもうそろそろ更新できるかと…！完結まで走り切りたいと思っているのでこれからもよろしくお願いします！！ (3月12日 9時) (
レス) id: 8bcba223d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - この小説めっちゃ面白いです！更新楽しみにしています！ (9月8日 15時) (レス) @page20 id: 635396ef9e (このIDを非表示/違反報告)
＃蛍(プロフ) - ねう。さん» たくさんコメントして頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！！あんなすごい漫画を上手く言葉に表されるか分かりませんが精一杯頑張りたいと思います！笑本当にいつもありがとうございます！ (8月31日 22時) (レス) id: f372cc5f6c (このIDを非表示/違反報告)
＃蛍(プロフ) - あなご先生でっs((殴さん» あまり更新できないまままたテスト迫ってきました（汗）更新停止にはならないように時間見つけて更新していけたら、と思っています！大変ですよね、テスト、、お互い頑張りましょう！！ (8月31日 22時) (レス) id: f372cc5f6c (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - お返事ありがとうございます~😭😭全然です！！とっても面白いのでたまに読み返してゆっくり更新楽しみにしてます笑いやーーついにこの修羅場が、、単行本でもここの作画グロくて緊張しながら読み進めたの懐かしいです笑 これからも楽しみにしてます！ (8月11日 23時) (レス) @page20 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#蛍 | 作成日時：2022年11月17日 15時
