着信28 ページ28
＊
「えと…なぜその三択なんです？」
「え、仲良いじゃない」
そうっすか。
「まぁ、一人ずつどう思ってんだか聞きましょうか！」
「えー」
私の意見は聞かずにどんどん進みゆく、ガールズトーク。
よくよく考えてもみたら、恋バナってまともにした事ないわー
「じゃあ、まず。音駒の主将、黒尾さんから」
「ない。ぜっっったいに嫌だ」
考えてもみて欲しい。あいつは私の兄的な存在で。
私にとっての兄というのは、ことさら面倒な人物なので、クロも論外、うん論外。
恋愛対象に入れてみようと考えたこともない。
「えーそこまで、即答されると、なんか逆に怪しい」
まー次。とどんどん進める心づもりの様。
あっさりね、こうもあっさり、さっくりいかれると、なんか逆に怪しい。
「次は、従兄の孤爪くん。でも孤爪同士結婚しても、名字孤爪で変わんないからつまんない」
「どういう感想ですか。んー…。私ん中で研磨って、凄く印象薄いんです。あ、そこに！？みたいな」
自分で言ってみて気がついた。
これ、ひどい。
「えーと最後は影山くん！」
これが本命だろう！と言わんばかりの迫力。
「飛雄は、大切で唯一の相棒です。掛け替えのない」
そう、一気に言い切ってから、皆の表情が可笑しいことに気づいた。
ん…？私、変なこといったかな？
皆がによによし始めて私は察した。これは、誤解された、と。
「あの、相棒ってあれです。翔陽と飛雄とか、研磨とクロとか、ミミズクさんと赤葦さんとか！」
ああいうのです。そういうと皆力尽きたのか、なんなんだかよく知らんけども、布団に前のめりに倒れ込んだ。
そんな、可笑しいかった？ この回答。
「まーじーかー」
「まじです」
やっと、終わった！そう
一人、顔を上げた梟谷のマネ、雀田さんより。
「あ、赤葦とはどーなってんの？」
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七瀬杏樹(プロフ) - あ、ありがとうございます！ここはまだまだ序章なのでこれからも読んでいただけると幸いです！ (2017年1月2日 21時) (
レス) id: 3067bbe722 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - 見に来ましたあぁぁぁ！！！全然向いてなくないじゃないですか！面白かったです！更新頑張ってください^^ (2017年1月1日 21時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Annzu/.
作成日時：2016年8月19日 10時
