着信26 ページ26
＊
「あ、ちょっとまっ_________」
「て、切れたわ」
1人の男が、携帯電話を持って、大きなため息をつく。
そこへ、この部屋と携帯の主である、彼が現れ、男はチャラい挨拶をする。
お邪魔してまぁす。とヘラヘラ笑うその男をみて、彼が今度はため息をつき、眉間にシワを寄せる。
理由は、単純かつ簡単。
男が彼の携帯を開いていたからである。
自分の携帯を男から、奪い返し、男の前にあぐらをかいて座る。
どうやら、異常がないかどうか確認するらしい。
ちなみに、彼の愛用している携帯は、もはや絶滅が危惧されるガラパゴス携帯。
これと彼は、中二…１４才ぐらいからの付き合いである。
「そーいや、待ち人からお電話あったよ？」
「は。…！」
意味がわからない、といった目で、男の整った顔にガンを飛ばしてから、遅れて数秒後にようやく飲み込んで、言葉を失う。
「お、お前！？」
目がウロウロとして、彼の目は一点に定まっていない。
「待ってたんでしょ？ずっと」
それがその証拠じゃん、と彼の古いガラケーを指差し微笑む。
先ほどのヘラヘラとした笑いではない。
彼は、せっかく座ったのにもかかわらず、いきなり勢いよく立ち上がって、
下を向いた。
唇をくいしばっていた。
そこから、弱々しい声と言葉が溢れ落ちる。
「肝心な時に俺はいねぇ、_________あん時だってよ…」
彼のそんな姿を十数年来相棒として、側にいた男は初めてみた。
***
誰が誰だかわからない仕掛け。
まぁ、わかる人は多い。かな？どうだろうか。
一応、ヒント
こずは飛雄ちゃんとお家がお隣です。
学区が変わるような位置ではありません。
つまり…ね？察してください。
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七瀬杏樹(プロフ) - あ、ありがとうございます！ここはまだまだ序章なのでこれからも読んでいただけると幸いです！ (2017年1月2日 21時) (
レス) id: 3067bbe722 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - 見に来ましたあぁぁぁ！！！全然向いてなくないじゃないですか！面白かったです！更新頑張ってください^^ (2017年1月1日 21時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Annzu/.
作成日時：2016年8月19日 10時
