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生温い温度とどことない違和感。
暖かい何かに包まれていた 夢心地が邪魔されていく、そんな感覚。

ああ、身に覚えがある。これは、朝目が覚める時のような……


( しまった、どうしよう!寝てた、よね……俺 )


横でひたすら考え事をしていた恋人。
一向に構ってくれそうにないので目を瞑っていたところ、連日の宿題漬けによって疲れていた俺は眠ってしまっていたようだ。


ぱっと目を開くと その瞬間に目に飛び込んできたのは至近距離の恋人、冬夜で。

驚きの余り は、と短く息を吐いた俺を見て驚いた顔をした冬夜だったが、すぐに意地の悪い笑みを浮かべ――唇を合わせてきた。


二回、三回と繰り返されるそれに耐えられず、息をしようと口を開いた刹那 口内に侵入してくる生温い舌。
俺の口を蹂躙するような口付けに思わず甘い吐息を漏らす。

訳も分からないまま その深いキスに応じていると、突然とキスの雨は止んだ。

生理的に零れてきた涙と、口から垂れる どちらのものかも分からない唾液に俺の頭の中はいっぱいだ。


そんな俺を見て、冬夜が口を開く。


「 おはよう、俺の眠り姫。眠気覚ましの毒はどう? 」


愛しいものを見るような、
酷く蕩けた灰色だった。


--------


診断メーカー 恋を自覚するまであと、 様より

『 肩にもたれかかって寝られるとか 何この少女漫画的展開。動いたら起こしちゃうかな 』

でした。
にぼし。様宅、御門 冬夜くんをお借りしました。


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とある日常の朝餉→←とある日常の葛藤



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かいむ(プロフ) - kohakuさん» こちらこそありがとうございます〜!素敵に書けていたのなら何よりです(´∀`) (2020年11月24日 1時) (レス) id: ef482f72f1 (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - トキの珈琲好きを拾って頂き有難うございます!素敵な1杯でした! (2020年11月23日 16時) (レス) id: d6f223475b (このIDを非表示/違反報告)
かいむ(プロフ) - 紙絵師さん» 良かったです〜!こちらこそありがとうございました(´∀`) (2020年11月23日 12時) (レス) id: ef482f72f1 (このIDを非表示/違反報告)
紙絵師(プロフ) - ちょ〜いいっす最高っす…!あざます! (2020年11月23日 11時) (レス) id: b43ef54b2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かいむ | 作成日時:2020年11月22日 14時

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