04 迷惑 ページ6
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「私と付き合ってください!」
ガタンッ 自販機からジュースが落ちる
「え、俺?」「はい!」
なんと絶賛セール中発言の一件から
反応がきている
04 迷惑
─────
。松本潤 炭酸強めのコーラが好き
。櫻井翔 朝はもっぱら野菜ジュースです
。新・登場人物
。C組の相葉くん 天然さわやかイケメン
「ねぇねぇ、今ゴールしたのC組の相葉くん?」
「そうそう、相葉くん。超かっこいい!」
「あ、あっちの人転校生の子じゃない?」
「え、超美人じゃん!ホントに男子?」
「名前は確か…櫻井翔?」
昼休み。
異様に広い校内で、行き場をなくした俺は
どこに繋がっているかも分からない廊下で
ミーハー女子と同じように
グランドのサッカー観戦をしている。
C組の相葉とかいうやつがやたら目立ってゴールを決めているけれど
その横で相葉と華麗にハイタッチをしている
翔の姿があった。
翔のやつ
楽しんでんじゃねぇか
人にあんな迷惑かけといて
こっちはてめぇのおかげで
とんだ目にあったっていうのに
───『俺、転校してきてまだ三日目なんだけど...』
『そんなの関係無いです!』
『いや俺があr『一目惚れなんです!』
『そう言われても...無理なものは無理なの』
『そんな......彼女募集中って言ったじゃないですか!
嘘つき!詐欺師!最低!』
なんでそこまで言われなきゃいけないんだ...
『や、ホントにすまん』
『バカぁ!ワカメ!』
『!?』
おかげで俺の髪はさらに自信をなくして
ホントにワカメっぽいか?なんて。
でもまさか、あんな冗談(彼女募集中)を鵜呑みにして告白してくる人がいるとは…
上の空でそんなことを考えていたら
「あ、見て!誰か怪我したみたい」
「倒れてる人いるよね。大丈夫かな」
「みんなが群がっててよく見えない〜」
まさか、翔が怪我した?
急いで目を凝らしてグランドを見る。
するとその時、群衆から誰かが飛び出すのが見えた。
「あれ、相葉くんじゃない?」
「怪我したの、転校生の子だ!」
相葉が翔をお姫様抱っこして
保健室らしき方向に走っていった。
「相葉くん王子様じゃん!かっこいい!」
俺はいてもたってもいられなくなって
その女子達に保健室の場所を問いただしていた。
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作者名:カフネ | 作成日時:2019年2月16日 13時