検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:67,216 hit

01 引っ越します ページ1

.


俺たちが初めて出会ったのは

この街に引っ越してきたその時だった



。 櫻井翔 毒舌小悪魔ボーイ
。 松本潤 食べ物に目がない食いしん坊



お互いの家の玄関先で目を見張る

小さな背中には真新しい大きなランドセル


俺たちはその日から

今日まで

ずっと一緒だった




01 引っ越します
─────────



「え、うそ!櫻井くんも引っ越すの?」

そして現在、高校二年生。

季節はすっかり梅雨になって、じめじめと雨が降り続くようになった。

「あれ?他に誰か引っ越すんだっけ?」

「松本君も転校することになったって言ってたよ?」

「えー!嘘でしょ?」

休み時間になってクラスメイトと

こうして雑談をしている。

「嘘じゃないよ。しかも俺と同じ日に引っ越すの」

今の話題はもっぱら

明後日に控えた俺たちの引越しのこと。

「そうなんだ…寂しくなるね」

あの綺麗な顔も見納めか、なんて女子たちは口々に。

友よ、俺も引っ越すんですけど?

まぁ、確かにあいつの顔は整い過ぎていると思う

子供のころは俺よりも背が低くて、可愛かったものだけれど

今となっては図体がでかいだけの粗大ゴミのよう

「でもやっぱり、一番さみしいのは本人達だよね」

「ん?」

「だって二人とも何年も一緒にいた幼馴染じゃん」

「もうホントは付き合ってるんじゃないかってくらいベッタリだったでしょ?」

ないわー、俺男だし。ソッチの趣味は無いんだよ!

「どうよ、お別れの前に告ったりしないの?」

「するか!それに寂しいとかそんなに思ってないからなぁお互い」

この手の質問は結構多い

そんなにべったりしてるイメージがあるのか…

気付けば周りは五人から六人、七人と増えていて

俺は髪をいじられながら

机に落書きをされながら

おしゃべりしているのです

「何よ案外近いの?引越し先どこ?」

「〇〇県「めっちゃ遠いじゃん!」

「松本君はどこなの?」


あぁ、そう言えば

あいつはどこに引っ越すんだろうか


「さぁ、どこかなぁ…」

「どこって…あんたもしかして知らないなんて言うんじゃないよね?」

「知らないよ?だって聞いてないもん」

あっけらかんと言えば、みんな口をぽかんと開けて

「「 へ? 」」


.

.→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
132人がお気に入り
設定タグ:S受け , バンビズ , 潤翔   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カフネ | 作成日時:2019年2月16日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。