【暗殺教室】放課後、月のカフェで２ (ページ13)

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かるまくんとお付き合いをすることになった、その次の日は、主にゆきちゃんが大騒ぎだった。私より喜んでるんじゃない？ってくらいに嬉しそうにしてくれるから、なんていうか…いい幼馴染を持ったなぁって思いました。

ところでゆきちゃん、いつの間にバスケ部のかっこいい先輩とお付き合い始めてたの？聞いてないんだけど。私がかるまくんのことであれこれ悩んでたから告白されたとか言い出し辛かった、だって。気にすることないのにね、私だって、おめでとうくらい言いたかったですし…。

さて、期末テストから1週間。やっと、終業式！夏休み！

課題の量も多いし、夏期講習とかもあるけども。夏休み、っていうだけでなんかテンション上がるよね。
テストが終わったらすぐに夏休みに入る私立の学校を見習ってほしいなって少し思いながら過ごす1週間だった。…だって、かるまくんが事あるごとに先に夏休みを堪能してる話をしてくるから…！でもまあ、そんな日々も今日でおしまい！
かるまくんも、特別夏期講習とは別に課外授業みたいな？(かるまくんがなんで疑問形だったのかは謎)ものがあって今日は学校行くって言ってた。進学校って大変だな。

「千月、一緒に帰らないか？」

忘れ物がないか最終確認を済ませて席を立ったら、学校で爆睡事件からこちら何かと接点のある水卜くんに声をかけられた。

「ごめーん…今日はだめだ。この後用事あるの」
「おっ、なになに？A今日はバイト休みって言ってたじゃん」
「さては赤髪くんとデートだな～？」
「…わ、そういうのじゃなくて…！びっくりさせられたお返し！またね！」

話に割り込んできた友人二人から逃げるように手を振って、その場を離れる。こうやって冷やかして、反応見て楽しんでるんだもん。そういうのはちょっと趣味が悪いと思いますよ！

目的地は、椚ヶ丘中学校。
予告もなくやってくるお迎えがどれだけびっくりしちゃうものか、かるまくんにも教えてあげちゃおう作戦始動です。

「…あっ」

椚ヶ丘中学校に向かう道の途中、椚ヶ丘中学校旧校舎っていう少し古い立て看板を見つけた。すごい。ほんとに山の上に校舎あるんだ。別に疑ってたわけでもないけども。なんか虫とか多そう？

部外者が勝手に入るのはよくないよね…と、かるまくんが通う校舎を見てみたいとか、担任の先生に会ってみたいとか。いろんな気持ちをぐっと堪えて、このあたりで待っていることに決める。
そういうのは体育祭とか文化祭とかでできるし…たぶん！