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「わ、すごーい。トンネルみたいになってるよ？綺麗だね！」
「ねー！上、泳いでるよ！エイ！エイの顔、結構かわいいんだね？」
「あれは顔じゃないと思う」
「えー？じゃあ目、どこ！？」
「上じゃなくて…あれ。向こうにいるの見て。あっち。上についてるでしょ」
「えっと。あ！ほんとだ…あっちが、ほんもののエイの目かぁ…なんか、ちょっとこわいね？」
「怖いんだ」
「うーん…あの可愛いの、見た後だとちょっとね？ぎょろーってかんじで」
「かるまくんかるまくん！あれ見てー！かわいいよ！」
「どれ？」
「あそこ！青い子と黄色い子！ずっと一緒に泳いでるの、あの2人は仲良しなのかなー？かわいいねぇ」
「魚、2人？」
水族館に入って一番最初にあったトンネル型の水槽。ここだけで今日の体力を全部使い切るんじゃないかって、若干心配になるくらいに、目に映ったもの全部に反応を示すAちゃん。楽しそうで何よりだけど。
綺麗とか可愛いとか、怖いとかって、彼女が興味を引かれたものについて素直な感想を伝えてくれる時、俺にも見て欲しいものを見つけて、それを共有したいっていう時。毎度毎度、律儀に見てたものから視線を外して、きっちり俺の顔を見てくれる。ホントは多分、ずっと水槽の方を見ていたいんだろうけど。それよりも更に、何かを見て感じたこととか、見つけた、自分が興味を惹かれた何かを相手と共有したいっていう気持ちの方が上回る辺りが、Aちゃんっぽいなって思う。
「楽しそうだね」
「うん！楽しい！…かるまくんも、ちゃんと楽しい？」
「んー…まあ、悪くないんじゃない？」
控えめにくいくいって、繋いだ手を引っ張ったりしながら、目をキラッキラ輝かせてはしゃいでるAちゃんは、素直に可愛いと思う。水族館自体にはそこまで興味をそそられてなかったけど、結構、悪くはないかな。
「ふふふ。水族館、来て良かったね？」
「まだ水槽1個だけしか見てないけどね。来て良かった、は帰る時まで取っといたら？」
「……ほんとだねぇ。次、大人気みたいだけど何がいるのかなー？」
「あっちにいるのカワウソだってさ」
「ほんと？かわいいね。人、いっぱい集まるわけだぁ…」
「可愛いかどうか言うのも、実物見てからにしたら？」
「えへへ…じゃあはやく見に行こー！」
動物の名前を聞いただけで『可愛い』って言えるAちゃんの感性はちょっと不思議だと思う。
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nano*(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» 橋本アリィちゃん様。コメントありがとうございます。楽しんでいただけているみたいで、とっても嬉しいです！ゆったりとしたペースでの更新にはなってしまいますが、これからも楽しんでいただけるようがんばります！ (6月23日 10時) (
レス) id: da0c6565c0 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん - 初コメ失礼します！とても楽しく読ませて頂いています！続編を楽しみに待っています！(*´ω｀*) (6月16日 8時) (レス) @page47 id: b7ac2ae6be (このIDを非表示/違反報告)
nano*(プロフ) - たたさん» たた様、コメントありがとうございます。かっこよくて可愛い赤髪くんを目指しているので(？)褒めていただけてとっても嬉しいです。応援のお言葉もありがとうございます。これからも楽しんでいただけるように頑張りますね！ (2022年10月9日 1時) (レス) id: da0c6565c0 (このIDを非表示/違反報告)
たた - この夢小説のかるまくん可愛くてめっちゃ好き。これからも更新頑張ってください！応援しています。 (2022年10月8日 19時) (レス) @page9 id: 280d0d55b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nano* | 作成日時：2022年9月18日 17時
