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俺が優しくすんのも、柄にもなく大事にしたいとか、そんなことを思うのも、相手がAちゃんだからで…好きだから、なんだと、思う…。何やらやけに幸せそうに、熱のせいで脳みそ溶けてるんじゃないのってくらいふわふわ、ふにゃふにゃ笑ったAちゃんが言ってることは、順序が逆な気がする。まあ、そういうのを面と向かって正直に伝えちゃうのも違う気がするから、訂正とか、特にしようとも思わないけど。
それに、彼女は俺のことを誰に対しても分け隔てなく優しくできるヘンな奴だって…博愛主義者とでも呼ぶのかもしれないAちゃんみたいなのと、同種の人間だって勘違いしてる節があると思う。俺のことをどんだけお人よしだと思ってるんだよ、って時々聞いてみたくなる。
「あ…もうお昼だね。かるまくん、おなかすいてない？」
「Aちゃんは？なんか食べれそう？」
「ん〜…」
ちょっと難しい顔で唸った後、あ、って何か思い出したみたいな顔をする。
「冷凍庫にね、うどんあるの。おいしいよ」
「うどん、食べたいの？」
「や、かるまくん、たべるかなって」
冷凍のうどんならまあ、調理もそんな難しいもんでもないか、キッチンとか勝手に使って大丈夫なのかなとか考えてたら俺の昼食のことを考えてたらしい。思わずかくっとよろける。…俺、Aちゃんは？って聞いたはずなんだけど。
「俺はなんか適当に買ってくるよ。Aちゃんが欲しいもん家にないならついでに買ってくるし」
「じゃあ私もいっしょにいきたい」
「…バカなの？」
「ばかじゃないもん…！」
起き上がるのも倦怠感と戦いながらってカンジで、顔もまだ赤いし、熱のせいなのか目もなんかうるうるしてるしとにかく見るからに風邪っぴきなのに。なんで買い物なんかについて来れると思ってんの？
バカって言われたことに怒ったのか、む、と膨らまされたほっぺを押さえる。ふしゅ、と間抜けな音と共に空気が抜けて、ほっぺに溜めてた空気が抜けるのと同時に眉毛が下がっていく。それ、どういう仕組み？とか思いながら眺めてたらAちゃんが再び口を開いた。
「かるまくんがいなくなっちゃうの、やだ」
「…いなくなるって…」
大袈裟。買い物するだけなんだから、すぐ帰ってくるし。
口にしようとした言葉は飲み込まざるを得なかった。…なんでそんな顔するんだよ。
「…わかった。わかったよ。うどん食べればいいんでしょ？Aちゃんはどうする？」
「ほんと…？わたし…あ。プリンあるかなぁ…」
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nano*(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» 橋本アリィちゃん様。コメントありがとうございます。楽しんでいただけているみたいで、とっても嬉しいです！ゆったりとしたペースでの更新にはなってしまいますが、これからも楽しんでいただけるようがんばります！ (6月23日 10時) (
レス) id: da0c6565c0 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん - 初コメ失礼します！とても楽しく読ませて頂いています！続編を楽しみに待っています！(*´ω｀*) (6月16日 8時) (レス) @page47 id: b7ac2ae6be (このIDを非表示/違反報告)
nano*(プロフ) - たたさん» たた様、コメントありがとうございます。かっこよくて可愛い赤髪くんを目指しているので(？)褒めていただけてとっても嬉しいです。応援のお言葉もありがとうございます。これからも楽しんでいただけるように頑張りますね！ (2022年10月9日 1時) (レス) id: da0c6565c0 (このIDを非表示/違反報告)
たた - この夢小説のかるまくん可愛くてめっちゃ好き。これからも更新頑張ってください！応援しています。 (2022年10月8日 19時) (レス) @page9 id: 280d0d55b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nano* | 作成日時：2022年9月18日 17時
