52話 ページ7
樋口said
私は家に帰ってお風呂や食事を済ませて寝ていると東野さんから電話が掛かってきた。それはカルマ・トランジットの残党が雇った傭兵に拐われたという内容だった。私は急いで着替えてポートマフィアの武器庫へと向かった。その扉の両横には黒蜥蜴の3人が居た。
広「再思し給え、上意に悖る」
私は広津さんの言ったことを無視して暗証番号を入力きて扉を開けて銃を取りアタッシュケースに手榴弾を入るだけ入れた。
立「姐さん、正気か?ジ殺行為だぜ…芥川の兄人と明日香を拐ったのは[カルマ・トランジット]の残党が雇った国外の傭兵だ、数が揃ってるうえ銃火器でこれでもかって程武装してやがる…ッ直に首領から奪還作戦の指示が来る、それまで待てよ!」
その言葉を聞いて私は立原を睨み手を払った。
樋「指示は永遠に来ません…芥川先輩と明日香ちゃん個人を襲った密輸屋に対し組織をあげて反撃すれば他組織に飛び火して大規模抗争になる…それを避ける為、上は構成員個人の諍いとして棄て置く心算です…芥川先輩と明日香ちゃんは切り捨てられた」
立「…だがアンタ1人如きで何が出来るんだ」
樋「何も出来ません
でも何もしないなんて私には無理です!」
私はそう言ってその場から走り去った。
樋(判っていた
私がこの仕事に向いていないことも
部下が私に敬意を払ってないことも
組織を抜けるのは容易ではないが不可能ではない
前例もある、何度も考えた事だ
それでも私がそうしなかったのは────)
私は走りに走ってやっと芥川先輩と明日香ちゃんがいる所までやってきた。でも手は震えてばかりだった。そんな時
東「樋口さん、お待たせしました」
樋「東野さん!何故」
東「僕の大切な人達を守りに来ました」
東野さんが来てくれた。
東「樋口さん、落ち着いて下さい」
樋「東野さん…私!」
東「大丈夫です…その銃は人を殺す為だけではありません…守る為でもあります」
樋「守る為?」
東「はい、僕はマフィアの大切な人達を守る為に銃を持っています…樋口さんは?」
樋「─芥川先輩と明日香ちゃんを守りたいです」
東「それじゃその為にその銃を使って下さい」
私は芥川先輩と明日香ちゃんを守る為に
そう思うといつの間にか震えはなくなっていた 。私はアタッシュケースを開けて数個、手榴弾を持ち安全ピンを外して傭兵がいる中に向かって投げた。そして東野さんと共に銃を撃ちながら中に入った。
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アミ - 更新頑張って下さい。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
きしも - 前の方のいう通り文ストではなくなっています コラボ設定にするか続編として題名を書き直して下さい (2019年4月15日 20時) (レス) id: a0220cc930 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これもう文ストじゃないやん……刀剣乱舞じゃん色々と残念…… (2019年3月15日 8時) (レス) id: b84f9313ac (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 中也と夢主ちゃんは別れてしまうのですか? (2018年7月22日 11時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
紅奈 - 続き気になります ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい (2018年5月15日 14時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰中也 | 作成日時:2017年11月3日 3時