ポートマフィア幹部補佐は元探偵【文豪ストレイドッグス】

35話 ページ39

貴方said

私は静かにスピーカーを切って、銀姉から離れて中也がいつも寝ている部屋に入った。それからすぐにベットにダイブした。

『中也』

中｢今何処だ？｣

『私の部屋で中也の寝室…で、ベットの中』

中｢…まぁいい、さっきの事だけど…俺が好きなのは明日香だけだ…他に好きな奴なんていねぇよ…だから手前は俺だけ見てりゃ良いンだよ｣

最初の間は知らない振りをする。

『うん、私も…中也が好き』

中｢あぁー…会いてぇよ、明日香｣

『私も会いたい…早く終わらせて帰ってきて？』

中｢あぁ、早く終わらせる…帰ったら真っ先に明日香に会いにいく…だからそれまで待っててくれ｣

『うん…待ってる』

中｢なぁ、明日香…探偵社の奴らに会ったか？｣

『な…ンで？』

私は思わずスマホを落としそうになった。

中｢無理してねェかって聞いたら答えるのに少し間があったろ？だからだよ…誰にあった｣

私は素直にあったことを話した。

『…太宰治､谷崎潤一郎､谷崎ナオミ…木之本愛梨に会った…人虎捕獲の時に…それで捕獲出来なくて…去る時に、太宰さんはあの時と同じ目で…私を見てたの…それで…探偵社にいる時の事…思い出しちゃったの…私が…裏切り者に…なった時からの』

私は思い出しながら、そして最後の方は泣きながら中也に伝えた。

中｢もういい…悪かったな、思い出させて｣

『ｯ…ﾋｸ…中也』

中也はその一言で理解した。

中｢あぁ、安心しろ…明日香が眠るまで切らねぇ｣

『…ごめん…中也…ありがとう…大好き』

中｢謝んな、俺もだ…愛してる｣

『…ﾌﾌｯ…中也』

中｢おやすみ、明日香｣


その声を最後に私は意識を手放した。

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