// しゃっふるがーる 2 //

▲バレンタイン ページ24

Fuji side






佐藤「しーちゃん！…………ってなんだ那須か…」


那須「いや、那須か…ってそんなあからさまに落ち込まなくても…」


浮所「ね！大昇！前髪！！」


岩崎「んおぉ〜…バッチリ！！」


佐藤「ふふん、今日はいつも以上に男前で過ごさなきゃ」





我先にと鏡台で身だしなみをチェックする四人







男としての一大イベントである今日、


一番身近で一番期待したい彼女が神頼みでしかたない俺らは


朝から落ち着くどころかそわそわしてばかり。









金指「今年なんだろ〜」


藤井「去年はクッキーだったよね」


金指「あーサクサクで美味しかったやつだ」


藤井「あんなにいっぱい大変だろうにありがたいよ」


金指「…イイ女ってやつ？」


藤井「へっ？」


金指「しーちゃんはイイ女？」


藤井「な、そんな破廉恥な言葉どこで覚えた一世！」


金指「優斗くんが言ってたしーちゃんはイイ女だって」


藤井「あいつぅ…」





まぁ間違いじゃないし寧ろ正解なんだけども…








浮所「おっ！今侍の部屋出たって！」


岩崎「もう来るじゃん！」


那須「ここちょっと巻こうかな」


佐藤「まって俺カッコいいかな！ねぇ！」





どこまで必死なんだ君たちは…







直前になりうるささ割増で騒いでいると


ｺﾝｺﾝｯと二度なったノック音にさっきとは打って代わって

固唾を飲む男たち…









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.



.








浮所「………ねぇ可愛すぎなかった？」


那須「俺完全に落ちたわ」


佐藤「も、貰ってしまったのか……」


岩崎「食べれないよこれ、」






舞い降りた天使の如く





” いつもありがとう〜って想いと、大好き〜の気持ちを沢山詰めた！ ”






滞在時間は短かったものの

綺麗にラッピングされたそれは、虚しい俺らを一瞬にして満たしてくれたようだ。






金指「ねっ藤井くん」


藤井「ん？どーした？」


金指「やっぱりイイ女だね」


藤井「やめなさい。」









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遅すぎバレンタインです(;-;)

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