秋の国 ページ10
ハイムーン「…肌寒いですね」
アルト「きゃっ…」
アルトは被っている麦わら帽子を握りしめる
謎の男性によって捨てられた帽子は団員たちが見つけ、アルトに渡している
カラカサ「夏の国が暑かったから秋の国が寒く感じるな」
ルイ「私はちょうどいいくらいですかね…」
ヒナタ「ここはどんな国なんですか？」
ハイムーン「事前の調べでは…有名なダンサーがいらっしゃるみたいですね。
それくらいでしょうか…」
ハイムーンは話しながら夏の国での出来事を思い出していた
イノオ「アキトとリューセイに関しては不問とした。
だけど、このことは口外しないでほしいな」
ハイムーン「もちろんでございます。
良いネタ提供をしてくださったので」
その言葉にケントは軽く苦笑いをした
ダイキ「『海の妖精』は…どうなったのですか？」
ハイムーン「彼女は元気ですよ。
アルトさんが海を見ない限り出てこないらしいですが…」
その言葉にダイキは胸を撫で下ろす
イノオ「次はどこにいくつもりなの？」
ハイムーン「秋の国へ行こうかと」
イノオ「秋の国…そこの国王は知ってる？」
ハイムーンは頷く
イノオ「俺、知り合いだからさ…イノオがよろしくと言っていたと伝えといてくれない？」
ハイムーン「承りました」
イノオ「それと秋の国についての噂なんだけど…」
『失われた花嫁』を探しているらしいよ、ヤブたちが
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2023年1月22日 21時
