CITY３ (ページ5)

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夏の国ページ5

カラカサ「さぁ、なんでも願いを叶えてくれる『海の妖精』だ‼︎」

ルイ「1000ゴールド、たったそれだけでなんでも願いが叶うのさ‼︎」

カラカサとルイは観客たちに呼びかけるようにセリフを言う

アルトは舞台の中心にある椅子に縛り付けられていた

カラカサ「どんな願いを叶えたい？

若さが欲しい、だったらそう言え‼︎」

ルイ「代償なんてない、最高の願いを叶えるシステム‼︎」

物陰からヒナタがその様子を見ている

ヒナタ「なんでも願いを叶えてくれる『海の妖精』。

二人は『海の妖精』を使って金稼ぎをしたいという願いを持っていて『海の妖精』に叶えてもらうことにした。

だけど、本人の意思は？」

時間は変わって照明が暗くなり、夜を表していた

ただ、音響などもなく照明のみの表現である

舞台の上にいるのはアルトのみだけである

しかし、動かずに静かに縛られていた

ヒナタ「…『海の妖精』さん」

そこにヒナタがやってくる

アルト「…何、願いを叶えて欲しいの？」

ヒナタ「はい、私の夢を叶えてください」

ヒナタはアルトと目を合わせる

ヒナタ「…『海の妖精』さんを自由にしたいのです」