CITY３ (ページ13)

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秋の国ページ13

ジュンタ「こちらの村は前回の厄災の際に滅んだそうです。

当時の資料は残されておりませんが、当時18歳であった少女…を残して全員亡くなったそうです」

ジュンタは村を案内しながら話す

ハイムーン「その少女は今？」

ジュンタ「行方不明です。

前国王が亡くなった今、誰も居場所を知らないとのことで」

カラカサ「その人、流石に死んでるんじゃ…」

ジュンタ「その方が普通の人間でしたらの話です」

その言葉にハイムーンは納得した

ハイムーン「その方は純人間ではなかった、と言うことですね」

ジュンタ「…そう、みたいですね」

五人はさらに奥に進んでいく

ヒナタ「…つい最近まで住んでたみたい」

ジュンタ「不思議なことに…そのまま残っている状態です」

ジュンタは歩みを止めた

ジュンタ「この先は…この村に残された唯一の社です。

ここだけ100年間全く朽ちずに残っております」

ヒカル「おい、お前ら何者だ？」

その時、後ろから声をかけられた

ジュンタ「ヒカルさん…」

ヒカル「あぁ、ヤブが言ってた奴らか。

俺はヒカル。

ヒカル・フィフ、よろしくな」

ハイムーン「よろしくお願い致します」

ハイムーンがヒカルの手を握ろうとした時、社の後ろにあった大穴から鳥の鳴き声と何羽かが飛び出してきた

ハイムーン「え…」

ヒナタ「と…り」

その様子を見たヒナタは体を後ろに倒した

地面に倒れかけた直前にハイムーンが支える

ハイムーン「ヒナタさん‼︎」