志願じゃなくて協力じゃなくて ページ5
死「くく、ははははっ...!!!」
いきなり笑いだした相手にびくりと震えるとパッとあたしの手をとって目を覗き込む。
優しいのは中指あげてくれてた事だねっ
死「いいねぇいーねぇ!面白いよA!準敵連合に志願する雄英生徒なんてヒーローからしたらどんなに屈辱か!!」
主『いや、志願ってのはちょっと語弊があるかも。』
そう呟くと黒霧さんがこてんと首をかしげた。
黒「といいますと?」
主『準って言ったけど敵連合ではないよ。あたしは連合がいい方に進むようにあたしの知ってる未来を教えるだけ。』
黒「なるほど。あくまでもヒーロー、という訳ですか。」
主『そういうこと。だからあたしに会ったとしても他人の振りをしてほしいです。』
死「...あー。ヒーローに気づかれちゃあ情報もこっちに来ねぇからか。」
主『察しが良くて助かる。じゃあとりあえず最初のあたしの知ってる未来ね。』
黒「最初、というと...？」
主『オールマイトは来るよ。』
黒･死「!!!」
あたしがそう伝えると二人は目を見開いて固まった。
あ、こりゃあたしが未来を知ってること真に受けてなかったな？なんでそれ知ってやがるって顔してんな？弔さんに至っては紅いお目々が落ちそうだよ？
主『...オールマイトは』
死「２回も言わなくていい。そう、オールマイトはくるのか」
嬉しそうに嗤う弔さんを横目にゲートを見る。
そろそろ戻らなきゃあれかな？報道陣帰ってるし...
主『じゃ、あたしそろそろ帰るから。これあたしの連絡先ね。』
黒「あぁ、ありがとうございます。本拠地に帰りましたらご連絡します。死柄木弔、我々もそろそろ帰りましょう。」
死「えー...まぁ、ここでヒーローに見つかるのもダサいか。」
ズズ、と黒霧さんがゲートを開くと弔くんが片足を踏み込みすぐ此方に戻ってきた。
死「なぁA、」
主『え、あはい。』
死「...いや、なにもない。」
...え、なんですか!?めっちゃ気になるよ!?フラグ!?死柄木エンドになっちゃう!?まだ決めさせないよ!?
そんな茶番を脳内でやってる間に弔さんはばいばい、と軽く手を振って今度こそ本拠地に帰っていった。
さっきのあれほんとになに。
主『ただいま』
八「あ、やっと帰ってきましたわ!」
教室に入るとヤオモモとじろちゃんにやけに話長かったね、とかマスコミ、大丈夫でしたか？と声を心配された。
弔さんに会ってたけど大丈夫、とは言えず無難に話終わったらすぐにお腹痛くなっちゃって、と嘘をついた。
あたしは嘘を吐き続けてる。
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ｱﾆﾒ好きのおた(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2021年6月19日 16時) (
レス) id: 46e6742553 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - 更新頑張って下さい！楽しみにしてます (2019年8月27日 10時) (レス) id: 5a5ba629a1 (このIDを非表示/違反報告)
亜城黒愛(プロフ) - イゼッタさん» わぁー!!ありがとうございます......!!作者今試験週間でゴタゴタしているのですがそのうち更新致しますので待っててくださいっ!!! (2018年9月30日 9時) (レス) id: 5e72c1de47 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 好きです更新してくださいm(_ _)m (2018年9月17日 5時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
yu_ki - 本当にごめんなさい!!!!!!!口悪いだけで喧嘩には弱いんです!!!!!!(あえてレスにはしない) (2018年9月14日 9時) (レス) id: b3899c8b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜城黒愛 | 作成日時：2018年9月12日 22時
