替わりの弟 青×桃 ページ28
小瀧「なぁ、流星」
藤井「ん?」
小瀧「…もし、俺がおらんくなるって言ったら流星どうする?」
試しに聞いてみると流星は持っていた箸を落とした
藤井「…それって、どういう、意味なん?
俺の前から、消えるん?」
小瀧「いや、消えるわけないんやけど。
ふと、独り立ちしたら流星どう思うんやろうなって思ってな」
藤井「…考えたこと、なかった。
俺から離れるなんて、想像、したくないから」
流星は動揺しとるのか
藤井「もし…出てくってなったら、全力で止める。
外は危険やから、出したくない」
小瀧「あはは…そう、やな」
半分、当たってる
流星にとって外の世界はホンマもんの弟を失った危険な世界
藤井「…なぁ」
小瀧「ん?」
俺は誤魔化すようにご飯を口の中に突っ込みながら聞く
藤井「なんで外に出たがるん?
何かあったん?」
小瀧「いや…気になった、だけで」
アカン
流星の地雷、ぶち抜いたかもしれん
流星の顔は…今までにないほど真顔で俺を見ている
そんな流星見たことなかったから怖い
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年7月30日 9時