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9話 ページ11

松「それにあの子はちょっと特殊ですから…
生きるために生き残るために強くならざる
追えなかった子です。」

晋「アレもあんたが拾ったのか?」

松「私が拾ったのか、私が拾われたのか…
今じゃよく分かりません。」

は?どういうことだ…

晋「ウジも素性も知らないガキを集めて
手習いなど、剣だの教えてどうなる
あんな連中が侍になれるとでも?」

松「さぁ、どうなるんでしょう。私も楽しみ
です。」

貴女「私も楽しみ!!」

晋「いや、こっちが聞いてんだよ。」

すると松陽が立ち上がり

松「私も聞きたいのです。侍って何ですか?
教えてもらいます?」

俺を振り返って言う

…こいつは

晋「侍じゃねぇのかよ!」

松「さぁ…?少なくとも君が思うような侍
ではない。」

…は?

松「君は侍になるためには資格でもいると?
守るお家がなければ、尽くす主君がいなければ侍になれないと思ってるんですか?」

晋「……」

松「私はそうは思いません。武士道とは弱き
己を律し、強き己に近づこうとする律し
自分なりの美意識にしょうじんする侍。
その志刺しをさすのです」

だから何だよ…

松「だから勉学に励み少しでも真っ当な人間になろうとする彼らも、少しでも強くなりたいとこんなところに道場破りに来た君も私にとっては立派な侍なのです」

松「例えウジを知らなくても、例え守る諸君
も戦う剣を持たなくとそれぞれの武士道を
胸に掲げ、それぞれの侍になることはできる
そんな人達を多く見届けるのは…そう私が
掲げた武士道なのかもしれないです」

そして松陽は俺の方を振り返り

松「君も道に迷ってここにたどり着いたのでしょう?私もそうです。今だに迷っている。
それでいい。悩んで、迷って君は君の思う
侍になればいい。」

と言った

自分が思う侍か…
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どうも(๑•ω•๑)/"作者のセーラです!

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セーラ(プロフ) - ココナッツみるくさん» はい!そろそろ完結です!最後まで見ていただけたらとても嬉しいです! (2018年4月7日 23時) (レス) id: e43bd9018e (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツみるく - いよいよクライマックスですね!どうなるか楽しみです♪ (2018年4月7日 22時) (レス) id: 65adea9d20 (このIDを非表示/違反報告)
セーラ(プロフ) - COCONA・ω・♪さん» コメントありがとうございます!!3人の関係はこれから徐々にいい感じにしていきたいと思ってます!更新はマイペースですが、頑張ります! (2018年4月2日 23時) (レス) id: e43bd9018e (このIDを非表示/違反報告)
COCONA・ω・♪ - これからの3人の関係が、とても楽しみです!更新頑張ってください♪(・ω・) (2018年4月2日 23時) (レス) id: 159fddb064 (このIDを非表示/違反報告)
セーラ(プロフ) - 龍牙さん» 読んで頂きありがとうございます!!はい!頑張ります!! (2018年3月31日 20時) (レス) id: e43bd9018e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セーラ | 作成日時:2018年3月4日 13時

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