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「お誕生日おめでとう」
小「ありがとう。開けていい？」
「もちろん」
小「、、、え、待って」
包み紙を丁寧に開けて箱を開けると、
小「腕時計や！」
超有名なブランドの腕時計が
小「めっちゃかっこええやん！」
「こういう感じのやつ好きそーやなと思ってさ」
小「めっちゃ好き。毎日つける。」
「んは、ありがと笑」
小「てか、1個言いたいんすけどいいすかw」
「え？なに？」
小「⋯金銭感覚狂いすぎとちゃう？」
「⋯⋯気づいた？」
小「wwwそら気づくww」
「だってさぁ、誕生日くらいしかお金あんま使わんねんもん。ご飯奢るとかしか」
小「嬉しいけどな？去年あたりからプレゼントの値段高くなってない…？って思って」
「高すぎるの遠慮するかなーって思うんやけど、どうせあげるなら良いもんをっていう笑」
小「まぁ、〇〇がどんだけ稼いでるかは分かるからいいんやけど笑〇〇は良いの？」
「良いに決まってるわ。大切な日やもん。」
嬉しくなっていつもの調子でそっと抱きつく
小「嬉しいからメンバーに自慢してブログでマウントとる」
「やめww前もブログでなんか言ったやろw」
ファンレターで書かれてたで笑、って。
それでいいねん！同担拒否やから俺！
「あ、もう3時や。帰らな」
小「え！もうそんな経ってた？！」
「そうやで笑アイドルやのに深夜にケーキ食べてんで笑」
小「全く気にしてなかった笑」
「じゃあ帰るな〜」
そう言って帰る支度をしたから玄関まで見送る
小「家まで送る」
「いいよ笑タクシーで帰るよ」
その時の〇〇は弟を見るような顔で、
ああ、やっぱり弟にしか見られてないんや
小「⋯ほんまに帰るん」
「……」
いつものわがままとは違う、きっと〇〇も気づいてる。
「帰るよ、」
分かってる。困った顔させてごめん。
小「ん笑」
「じゃあね。」
帰り際に俺の頭を撫でるから突き放されてるようで、抱きしめられてるような
でもな、〇〇。27の俺はしつこいで。
絶対諦めたらんからな
初恋は叶わんらしい。
そんなジンクス破ったる。
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作者名：ぽん | 作成日時：2023年5月27日 14時
