力の差 ページ12
……イライラする。
カレンはとても綺麗だ、純粋そうだ、だからイライラする。私とはあまりにも対極過ぎる。だから、一緒にいるだけでイライラするようになる。
レイに至っては存在すらイライラする。
「……クレア、どうしたの？顔が怖いよ？」
……いつの間にかカレンを殴り付けていた。その拳は届かなかったけど。
「どうしたの？怒ってるの？」
「……うるさい」
自身が愚かだということは承知している。ただ、自分で止めることができなくなる。
なんなんだろうこの不安や苛立ちは……と、その感情に任せてカレンに八つ当たりをしてしまっている。
右へ、左へ、ギクシャクとした動きで私の二つの拳はカレンを襲っている。しかし、それをカレンは完全にかわしきる。何の苦しみもない涼しい顔で。
そのうちに、私は疲れてしまい、体を膝で支えるようにうつ向く。
「そういうことをしていても、私は赦してあげるよ？」
カレンが面白そうに私の背中に乗る。それだけのことだったはずなのに、背中に重い感覚を覚え、倒れこんでしまった。
「ぐぅ……！」
小さいながらも衝撃が伝わり、痛みを覚えてしまう。
「……分かった？私にはあまり手を出さない方がいいんだよ？」
カレンにそう諭されたことが恥ずかしく、地面に顔を埋めることしかできなかった。
しかし、レイが私の腕を彼の肩に回し、私を持ち上げに来た。無気力状態になった私はただ、なすがままになるしかなかった。
「……顔が近い」
「仕方ないじゃん、君を置き去りになんてできないし」
まるで拷問を受けているかのようだ。
彼が私を横目で、しかも得意気な顔をして見てきた瞬間は、本当にこの上ないほどに屈辱的だった。
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Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - デ・ロイテルさん» 待ってろ待ってろ。一話から下書き中だべ (2018年9月22日 14時) (
レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - Olivie(オリヴィエ)さん» さあ新作を書くのだ(クレクレ厨) (2018年9月21日 0時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - デ・ロイテルさん» ありがとうだで！ (2018年9月20日 23時) (レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - 面白かった！ (2018年9月20日 23時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - ニャルちゃんさん» 9/15にスマホゲットフラグが立ったから、その時までしばしお待ちをorzいつもコメントありがとう、これからはチャット化防止のために返信はあまりしないようにしちゃうけど、これからもよろしくね！いつも見守ってるよ！ (2018年9月2日 0時) (レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Olivie | 作者ホームページ：https://m.facebook.com/profile.php?ref_component=mbasic_home_header&ref_page...
作成日時：2018年6月30日 15時
