俺が守ったる4 (ページ45)

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177 しんどいページ45

横山side

今は夕方の6時。
まだ子宮口は6cm。
間隔は6分ぐらいにはなったけど、なかなか辛い。

横「もっと押してっ…」

大「こう？」

今はタツだけやなくてヤスがテニスボールでお尻の辺りを押してくれてるけど、効かへんくなった。

横「ああぁーっ…ああぁ…」

声も出すのがしんどい。
よく体持ってるなって自分で思う。

丸「こんなにかかって大丈夫なん？」

錦「助産師さんは大丈夫って言うたから大丈夫ちゃう？てか、マルがそんなん言うたらアカンやろ。」

丸「そうやんな。ごめん。」

渋「ヒナ、今仕事終わったってよ。メール来た。」

安「ん、了解。横ちょ、信ちゃんもうすぐ来るって。」

横「うんっ…」

またうるさくなんねや。
その方が痛み紛れてええねんけど。

横「まだかなっ…」

大「ちょっと進んでるから、大丈夫やで。どうする？もう一回歩く？」

横「うん、歩く。」

一回歩くの止めてんけど、また歩くことにした。
この方がええなら俺はやる。

安「スクワットみたいなのも効くらしいで。」

大「ゆっくりでええからな。」

ヤスが言うてくれた通りスクワットとかもやってみた。

横「ふぅーっ…」

でももう動くのも辛くてすぐにベッドに逆戻りしてしもうた。

横「はぁ、しんどいわ。」

大「体調は大丈夫？」

横「そこは大丈夫やねん。」

大「それは良かったわ。」

体調のことはずっとタツが心配してくれてた事やから、何にも起きてなくてホンマに良かった。