163 ありがとう ページ30
横山side
途中から息が上手く出来ひんくてタツに助けを求めた時はホンマにギリギリやった。
でも今は行かなアカン。
大「ホンマに大丈夫?」
横「うんっ…」
ホンマは全然アカンねんけど、これ以上待たせる訳にはいかへん。
大「お待たせー。」
村「やっと来たか!」
俺の異変に気づいたんか、一瞬メンバーが心配そうに見てきたけど、すぐトークに戻ってくれた。
村「じゃあ、曲いこか。」
俺はしんどくなって大倉にもたれかかる感じになった。
それを見てeighterが喜んでくれたから何とかごまかせた。
安「またイチャイチャ?」
村「楽屋でもずっとベッタリくっついてるからな。」
大「でもキミ君から来てくれるん珍しいんやから!」
横「ごめんな。」
大「今のうちに深呼吸しとき。」
タツが見えへんように呼吸に合わせて背中を叩いてくれるからだいぶ落ち着いてきた。
何とか歌も歌えていよいよ最後。
横「本当に皆さん、今日はありがとうございました。初めは今の俺の状況に受け入れられへんかった人もおると思います。やのに、ここまでついてきてくれてホンマにありがとうございます。」
言いたい言葉がありすぎてまとめるのが大変。
横「ここまで支えてくれた方の為にも、必ず元気な赤ちゃん産んでまたここに帰ってきたいと思います。またその時はよろしくお願いします。」
村「じゃあ、ヨコ。最後、よろしく。」
横「じゃあ、隣の方と手繋いで!いきますよ? 最高で?」
「フゥー!」
横「最高の?」
「フゥー!」
横「関ジャニ!」
「エイトー!」
最高や、この景色。
またこの景色見るために戻ってくるんや。
横「本当にありがとうございました!ありがとう!」
俺はステージが閉じる間ずっとお辞儀をした。
大「キミ君、お疲れ様。」
俺は安心して泣き崩れてしもうた。
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作者名:那奈 | 作成日時:2018年12月15日 22時