俺が守ったる4 (ページ20)

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横山side

横「うわ…最悪…」

生放送とライブ前日。
何かしんどいと思うて体温を測ると38度。

横「タイミング悪すぎ…」

このことタツに言うたら明日出さしてもらわれへんくなる。
何とか治さな。

大「キミ君ー！ご飯やでー！」

どうしよう。
食欲ない。
けど食べへんかったら怪しまれる。

横「いただきます…」

大「どうぞ！」

吐かへんとは思うけど、出来るだけ油っこくないものを口にした。

大「いよいよ明日やな。」

横「そうやな。」

大「体調は大丈夫？」

横「ま、まぁな…」

大「ホンマに？ちょっと体調悪そうやで？」

横「ちょっと疲れてるだけ。早めに寝るわ。」

大「その方がええな。生放送もあるし。」

横「これ食べたら休む。」

その日は何とかタツをごまかせたと思う。
明日にはちゃんと熱下がってくれればいいけど…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

横「ヤバっ…」

朝起きてみると、明らかに昨日より体調が悪い。
タツより早く起きてるから、まだバレてへん。

横「行ってきます…」

出来るだけタツを起こさへんように家を出た。
今日は自分で移動やから、現場までは自由に出来る。

横「コンビニ行こ…」

俺コンビニに寄って熱冷まシートとスポーツドリンクと体温計を買った。
ホンマは薬飲みたいねんけど、赤ちゃんおるから飲まれへんし。

横「上がってるし…」

熱を測ると、39度。
この数字を見たらさらにしんどくなってきた。

横「はぁ…」

俺は現場まで熱冷まシートを貼って熱が下がるよう祈った。

横「着いた…」

現場に着く頃にはフラフラで歩くのがやっと。

横「今日行けるか…？」

何とかライブまでは持ち堪えなアカンな。