140 頑張りすぎ ページ5
丸山side
すばる君と亮ちゃんとの撮影中にいきなりヤスから連絡があり来た。
安「もしもし？マル？今、仕事？」
丸「うん。すばる君と亮ちゃんと一緒。」
安「大倉が倒れてん！仕事終わったらすぐ来て！」
丸「マジで!?分かった！」
錦「どうしたん？」
丸「大倉が倒れたって。」
渋「はぁ？…チッ…やから言うたのに…はよ行くぞ！」
丸「どこに？」
渋「どこって病院に決まっとるやろ！」
錦「でもまだ撮影残ってるけど…」
渋「撮影は延期にしてもらえ！とにかく今はこっち優先や！」
スタッフさんに事情を説明して撮影は延期にしてもらえたけど、病院に向かってる最中も心臓のバクバクが止まらへん。
渋「着いた。行くぞ。」
丸「あ、うん！」
どうか大事ではありませんようにと祈りながら大倉の病室に入った。
丸「大倉は？」
安「あれ？仕事ちゃうん？」
錦「延期してもらった。」
村「疲労とストレスが原因やって。今、点滴打ってもらったから落ち着いてる。」
丸「そっか…ちょっと頑張りすぎたな。」
みんなは大倉の近くに集まってるけど、すばる君だけ隅っこの方におって何となくイライラしてるように見えた。
丸「すばる君？こっち来んの？」
渋「ここでええ。」
こういう時はあまり喋りかけたらん方がええってことは長年おればすぐ分かる。
大「んんっ…キミ君っ…はぁっ…キミ君っ！はぁっ…待って！はぁっ…」
いきなり大倉が大声で唸りだした。
村「大倉？」
大「嫌やっ！はぁっ…待って！はぁっ…キミ君！」
村「大倉。大丈夫やからな。ヨコは大丈夫やで？」
信ちゃんはパニックになってる大倉の耳に届くように大きな声で落ち着けた。
大「キミ君…キミ君…」
少ししたら大倉は落ち着いた。
安「相当やな…」
錦「大倉までこうなったらヤバいな…」
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作者名：那奈 | 作成日時：2018年12月15日 22時
