…雑じゃね？ ページ43
「自己紹介しようよ、A！」
「…面倒なんだけ」
「はい、決定！しよっか！」
「最近私の扱い雑じゃね！？」
最近皆が私の扱いが雑になっている気がする件。
「はいはーいっ！まず私！
翠如音葉です！よろしくね！」
「…んーっと、血空Aです。
よろしくお願いします」
「俺は箱入希！
女の子っぽい名前で嫌だから流弥って呼んでくれ！よろしく！」
「わ、私は夜野衣玖乃って言います！
A様取らないでくださいね！」
「まず私は君のものになった覚えはない」
「きゃっ、冷たいです！」
「あ、待てよ。ゆうどうするんだよ。
あいつ迎えに行かないといけないし初対面の人に懐くか？」
「あー…多分懐かないな」
「…仕方ない、私が迎えに行ってくるよ」
「そのまま帰る気でしょ」
「違うよ？」
「「嘘だろ」」
「はいそうです嘘です」
皆で迎えに行って、カラオケへ。
っつーことになりました。
「AA！」
「あ、そういやお前用事あったんだもんな。
はい、これ金。行ってらっしゃい」
「行ってきます！楽しんできてね！」
「これでA様と二人きりですね！」
「いや、女子二人になっただけだろ」
「それでもです！」
「ってかいい加減様付けやめて」
「A様は様がないとダメな人です！」
「そんな偉くないから」
様付けなくたって別にいいのに。
あ、お金…まあ、後でいいか。
「あれ、そういえばA様。
着替えないんですか？」
「あ、一応私服持ってきてるんだった」
「スカート苦手なんですもんね」
「そうだね。カラオケ着いたらトイレで着替えるよ」
「着替えた制服私にください」
「ダメ」
真顔で言うのやめようか。
それと明日も学校あるからね？
「Aー！曲一緒に歌おう！」
「いいよ。『星の器』な」
「おー！僕が好きなやつ！」
「あ、後で合流するから先行っててくれ」
「おっけー！」
ゆうを迎えに行くため一旦別れる。
適当な場所にあるトイレでパーカーとジーンズに着替える。
…フード…被らなくていいか。あとで被る。
少しして、ゆうの小学校に着いた。
ゆうは、校庭の遊具で一人で座っていた。
周りには数人で遊んでいる子達。
「ゆうー、一緒にカラオケ行くぞー」
「！Aおねーちゃん！」
「まてまて、ランドセルもってこい」
ランドセル置いて来ようとするんじゃない。
…それからカラオケに着きました。
部屋…ここか。
さて、入ろう。
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作者名：リリムゥ | 作成日時：2018年1月26日 18時
