…ねえな。 ページ46
「…いや、ちょっ、お前!
何でしがみついてんだよ!」
「わあああ!たっかい!落ちたら死ぬ!
ってわけで連れてって!」
「てめえ死んでも生きかえんだろ!」
「それでもだよ!?」
足を振る。
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!と言っているが無視。
知るか。
「降りろ!重い!」
「乙女に何てことを!」
乙女?ハッ、此奴が?←
面白い冗談だな。
「…何でいるんだろうね」
「へっ?何が…ってなんでや!」
「…逃げる?そのまま進む?」
「進もうか」
マジかよ。本気かよ。
「…んーと、何でいるんだ?」
「A達が飛んでるのを見たから!
何で飛んでるんだよ!」
「…椿に捕まって逃げて来ただけだよ」
「はあ!?」
「あ、でも特に何もなかった」
「あったと言ったら、Aが椿の主人にならないか、って誘われただけだよね!」
「…お前、どこまで聞いてたの?」
「あ゛っ」
「…何か後ろめたいことでもあるのかな?
もしくは、私に盗聴器仕掛けたことかな?」
「ごめんなさいッ!」
後で問い詰めよう、とか思ってたんだけど忘れてた。
今思い出した。
「…やっぱ落ちとく?よしわかった落ちるんだね」
「助けてええええ!」
「さすがにやめとけ!」
「…音葉持って。重い」
「それ女の子に言う事じゃない!」
「お前は女子みたいな動物だからよし」
「よくないよおおお!」
「足にしがみついてて重いんだよ!片方だけ!
倍疲れんだよ!」
「…背負って持ったらどうだ…?」
「あっ、その手があったか」
「嫌だ!クロに背負ってもらいたい!」
我儘すぎんだろ。
「いやいや、それだったらクロ二人持つことになるからな?キツイだろ」
「…そしたら真昼持ってくれ」
「俺!?」
「…それで良いんだったらいいんじゃね?」
はい、満場一致。
私が真昼を背負って、クロが音葉を背負う。
「Aと真昼君、立場逆だね!」
「でもここで正しい立場だったら真昼落ちるぞ?
もしくは腕持って飛ぶか。その内落ちるけど」
「落ちんじゃねーか!」
「…この持ち方のほうが楽だ…」
「えっ、クロ何す…ひゃっ!?」
…あっ、これ離れたほうがいい感じかな。
すいっ、と少し離れる。
え、なんで離れたかって?
…だってさ、ね?
姫抱きしてたら…ね?察して。
居心地悪くなるんだよッ!
「…早く帰りたい…」
「…なあ、桜哉いたか?
…あっ、緑色の髪で…」
「わかるよ。…いたよ」
真昼が少し驚いたのがわかった。
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リリムゥ - ありがとうございます!頑張ります! (2018年1月24日 16時) (レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
さら - いえいえ!大丈夫ですよ!更新楽しみにしてます!寒くなってきたので体調には気を付けて下さい! (2018年1月23日 20時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)
リリムゥ - すみません、間違えました!真昼オチの作品作ってみました!でした。すみません。 (2018年1月22日 17時) (レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
リリムゥ - さらさん» コメントありがとうございます!僕もサーヴァンプ大好きで、特に真昼が好きなので、真昼のオチ作ってみました!ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年1月22日 17時) (レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 真昼オチ最高です!サーヴァンプ大好きです!特に真昼とリヒトが大好きですね!更新頑張って下さい!応援してます! (2018年1月21日 20時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリムゥ | 作成日時:2018年1月9日 16時