【サーヴァンプ】なんでだろ…。【トリップ】

悪魔 ページ4

「…誰だ、貴様らは」

「ひどいなあ、音葉ちゃんだよー？」

「うっわぁ」

「引かないで！？」


なんで自分にちゃんつける。

普通つけねえよ。


「…まあ、じゃあねー。

真昼。また会えたら、今度は沢山話そうか」

「いや待って。せめて吊戯さん助けよ」

「バカかお前は。私達は寝返ったんだぞ？」


なんで助けるんだよ。


「…なんでだろ。

ってか、人を助けるのに理由なんてないよ！」

「…親の仇なのに助けるのか？

悪魔を殺したのは主にC３の奴らなんだぞ」

「ぐっ…。

それを言われたらなんとも言えないけど！」

「…悪魔…？」

「悪魔は金儲けになるって聞いた奴らが戦争しかけて全員連れ去った。

悪魔は、顔立ちいい奴が多いからな。

大方、遊び道具にされたんだろ…」


少し容姿が違うだけでこれだ。


「…悪魔狩りに関係してる奴ら全員壊す。

…あのまま、普通に過ごしたかったのに」

「本当に、待って…。…ね？」

「…まあ、いいや。面倒だけど」


座って、話を適当に聞き流す。

途中で、刀を取り出して磨く。

ぼーっと刀身を見ていると、声をかけられた。


「A！」

「…なんだよ」

「吊戯さんの安否確認した後、脱出！」

「…了」


立ち上がって、吊戯さんが行った所へ走る。


「…これ、もういらないな」

「そーだね！はい、処分お願い！」

「…自分で処分しろよ」

「Aが得意でしょー？」


そうだけどさ。

C３のマントを手に取り、そう思う。


「はー…。めんど…」

「さあさあはよう！」


はようって…。はやく、だろ…。


「【サタン様、サタン様

全てを燃やしてください

感情も友情も、くだらないものは全て

お消しください】」


手から炎が出る。

これは一応音葉も出来るのだが、私より火力は弱い。

人間は、魔術師の家系の人達しか魔術を使えない。

だが、悪魔なら魔術を使える。

種族が違うからか？

…チートじゃねえか！

とか

最強じゃねえか！

って思った人。

決してそんなことはない。

悪魔だって、死ぬときは死ぬさ。


悪魔には、五千の命がある。

それが全てなくなれば、死ぬ。


もしくは、自害する。

自分の作った傷は、人間と同じスピードで治る。

他の人が作った傷は、５分くらいで治る。


他にも、死に方はあるかもね。

私は、今までどれくらい死んだかな…。

二千くらいかな？


…そういえば、音葉は本物のチートだった気がする。

…まとめ？的なものだよ→←死んじゃった☆←

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