ごめん。 ページ28
青い顔をしたと思ったら、すぐに笑い出した。
「…何がおかしいのかな？」
私は、人に笑われるのがものすごく嫌なんだ。
「そんな事しても、無駄よ！
鬼の妖術で人の記憶なんか簡単に改竄できる！
残念だったわね！」
「…んーと、だから？」
「だぁかぁらぁ！」
「いやいや、意味はわかるよ？
そんなことしても、意味がないって言ってるんでしょ？
でもね、残念」
「おーい、A、これでいいんだろ？
後で飯作れよー」
「さんきゅ、流弥。
ゆう連れ戻してくれてありがとな」
「あ、Aおねーちゃんっ！」
「…は？何であのガキが…！？」
…全部簡単すぎる。
「…姉ちゃんもさ、もうちょっと考えなよ。
そっちが不利になっても、ゆうを人質にすりゃいいとか思ったんだろ？
残念でした」
「いいから早く終わらせて真昼とAの飯食おうぜ」
「わかったから落ち着け。
それと、記憶改竄できるとか言ってたよな？」
「ええ、そうよ！
だから、あんた達が死んでも誰もわからないわ！」
「…何言ってんの？出来るわけないじゃん。
魔術でこのネットの記憶は改竄できないようにしたからね」
「え、A、いつの間に！？」
「さっきだよ、さっき。
愛されたかったとか言ってたろ？
あの呪文で」
へらっ、と笑う。
そして、それとさ、と付け足す。
「姉ちゃん、頭悪くなったー？
昔は私より頭良かったのに、今は反対になってんじゃん」
「ッ、うるさい！このッ…人殺しがッ！」
「…ッ痛いなあ…。でもさ、人殺しって何？」
心外だなあ、と言うと、ナイフで腹を刺された。
「…ぐッ…がッ、は…」
「Aッ！」
「ッ、だいじょば…ねぇ…な…ッあ」
げほ、ごぼっ、と血を吐き出す。
「あっははははッ！無様ね！」
「…音葉。今なら家族に戻れるはずよ。
あの出来損ないは放って置いて、こっちに来なさい」
「…え…？」
「…ッぐ、ぅ…お前、の…好きにしていい…。
私、は…んなことで軽蔑したりしね…ぇ…ッ」
呼吸をする度に痛く感じる。
もう、こんなに痛いならば呼吸はしたくない。
…視界が段々とぼやけてくる。
「…ッ、ごめん…」
視界が暗転した。
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リリムゥ - ありがとうございます！頑張ります！ (2018年1月24日 16時) (
レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
さら - いえいえ！大丈夫ですよ！更新楽しみにしてます！寒くなってきたので体調には気を付けて下さい！ (2018年1月23日 20時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)
リリムゥ - すみません、間違えました！真昼オチの作品作ってみました！でした。すみません。 (2018年1月22日 17時) (レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
リリムゥ - さらさん» コメントありがとうございます！僕もサーヴァンプ大好きで、特に真昼が好きなので、真昼のオチ作ってみました！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年1月22日 17時) (レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 真昼オチ最高です！サーヴァンプ大好きです！特に真昼とリヒトが大好きですね！更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリムゥ | 作成日時：2018年1月9日 16時
