【サーヴァンプ】なんでだろ…。【トリップ】

卓球 ページ20

「じゃあ、まずお風呂入ろうか！」

「おー…？」

「なぜに疑問系！」


けらけらと笑う流弥。

着替えを持って脱衣所に向かう。

…あれ、そういや流弥に人工悪魔のこと聞くの忘れてたな。


「んー！気持ちいいねー！」

「そーだなー…」


んー…と体を伸ばす。

あ、ちゃんと体を洗ってから入りました。


「…先上がりまーす」

「えー！早いよー！」

「いいだろ別に…」


私は結構早く上がる派なんだよ。

皆より早めにお風呂を上がり、浴衣に着替える。

そして、髪を乾かす。

…髪短いといいな。

早く乾く。

乾かした後、椅子に座って音葉達が出てくるのを待つ。

なんか待っててって言われた。

…あれ、この後ご飯だよな…。

何が出てくるんだろ…。


「あ、A！髪乾かしたから行こっか！」

「うわっ、いつの間に…」

「うわとは何だ！うわとは！」

「ごめんごめん。あ、卓球やらねー？」

「やるやるー！」


浴衣を着た音葉と一緒に卓球をやる。


カコン、カコン、という音がリズムよく聞こえる。

隣で流弥と真昼がやっている。


「わ、わっ、A強いよー！」

「これでも小学生の時は上手かったんだよ。

音葉に負けたら本当に屈辱だし」

「なんだとぅ！？勝ってやるー！」

「お前が勝ったらパフェ奢ってやるよ」

「尚更勝つ！」


その代わり私が勝ったらコーヒー牛乳奢ってもらう。


…結果…


「…負けたぁ…」

「よし、圧勝」

「なんで２点しか取れないんだよぉぉ！」

「コーヒー牛乳奢れよー」


コーヒー牛乳奢ってもらいました。


「コーヒー牛乳美味い…」


特に自分のお金を払わずに飲むコーヒー牛乳は何といいものか…。←


「ね！ね！次さ、格ゲーやろっ！」

「…いいけど…。

ご飯食べた後な…？」

「はーい！ご飯なんだろうね！」


ご飯美味しかった。

和食だった。

ご飯美味しかった。ものすごく。


「…あ、ハノ」

「んー？何、綾人」

「人工悪魔について教えろ。

教えなかったら、お前の黒歴史ここで暴露する」

「教えます！

…えっと、俺らはね、なんかの研究所で生まれたっぽいんだよね。

それとね、鬼っていう種族の奴らもいるらしい。

…ごめん、今はこれくらいしか覚えてないや」

「…なるほど。

じゃ、思い出したら教えてくれ」

「はいよっ！」

「よし！ホラゲーやろうか！」

「…このメンバーで？」

「そうだよ！」


…寝たい…。

ホラゲーは無理ぃ…。→←初の友達っぽいイベント

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