【サーヴァンプ】なんでだろ…。【トリップ】

スタンダードォ…。 ページ14

注意！

下ネタあり！

苦手な方はすーっと見るだけでオッケー！





「ねえねえ！Aの部屋で遊ぼうよ！」

「…リビングでいいじゃん」

「Aの部屋で遊びたいんだよ！」

「…んじゃ先行ってろ。

飲み物とか持ってくる」

「はーい！じゃ、行こうか！」


…うまく言いくるめられた気がするけどまあいいか。

適当にお茶をお盆に乗せて持っていく。


「…すまんがドア開けてくれねー？」

「あっ、はーいっ！」


ドアが閉まってたので音葉に開けてもらった。

テーブルにお茶を置き、だらーっとする。


「あ、ねえ、A！

ベッドの下にこれあったんだけどさ！」

「何お前宝探ししてんだよ…。

私そういうの持ってねえんだけど…」

「いや、でもこれあった！」

「…？…はあ！？」


音はが差し出してきたのはグラビアアイドルのえろ本。

そして薔薇系のえろ本。


「…これ全部お前からもらったやつじゃねえか！

誕生日に文庫本に混じってもらったやつ！」

「でもなんだかんだ言って持ってるってことはさ、そういうのに興味はあるんだね！」

「いや、あるにはあるけど…！

ってかさ、こういうえろ系は苦手なんだよ！？

もらったえろげーもさ、全クリしたにはしたけどもう一生やりたくないし！」

「興味はあるんだねっ！」

「だって高校生だし！」


普通の高校生だもの！

あるに決まってんだろ！？


「…これお前にあげる…。

ってかマニアックだね、この雑誌…」

「わざわざ集めてきたんだよ！すごくない？」

「すごくない」


なに、お前こういうの好きなの？

いらん情報ゲットした。


「…しかもベッドの下って…」

「ってか私それすぐに音葉の部屋に置いたはずなんだが…」

「Aのベッドの下に置いといた！」

「元凶お前じゃん！」


もーやだ…。


「…まあ、これはお前に返す…」

「え、Aいらないの！？」

「いらねえよ…」

「じゃあ何でしてんの！？」

「それ以上言ったら殺す…」


泣きたい…。


「ちなみに私はね！」

「言わなくていいから…。

…真昼、散歩行かねー？」

「え、あ、いいよ！」

「いってらっしゃーいっ！デート？」

「違うよ。普通に公園とか行きたいだけ」

「公園デートだね！」


…こいつ話聞かねえな。

コートを着て外に出る。


「んー、まずは公園行きたいな。

近くの公園教えてくれね？」

「わかった。じゃ、行こうか」


手を繋いでくれた。

…手が、あったかい。

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