【サーヴァンプ】なにゆえ…。【逆トリップ】 (ページ6)

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帰りたいページ6

誰かに呼ばれる感じがして、薄く目を開けた。

が、すぐに閉じ、寝たふりをした。←

「あー！今起きたでしょ！」

…無視。

めんどいことになりそうだからさ。

「むー…。

ゲーム片っ端から壊して…」

「やめろおい。私の生きがい壊すな」

「あ、起きた起きた！

話まとまったから聞いてー！」

「…何だ」

「わーめっちゃ不機嫌そうな声ー！

私の家に全員住むことになった！

勿論Aも！」

「…めんどくさいんだが。

そして、金どうするんだ」

「んーとね！親が出してくれる！」

「そうか。

あ、バイトは続けていいか？」

「いいよー！

でもさ！しばらくお休みなんでしょー？

いつまで？」

「確か…１０月１２日までだ。

次の１３日…日曜日からはまたバイト」

「そっかー！

あ、荷物まとめて！」

適当な返事をして、荷物をまとめるために自室に向かった。

…なに持っていけばいいんだろ。

「音葉、家具とかはあるか？」

「うん！あるよ！

結構あるから大丈夫！」

そうか。

なら、布団とかはいらないか。

…荷物をまとめた。

・ゲーム機(イヤホン、ヘッドフォン含む)

・学校の道具

・財布

・パソコン

・制服

・私服(パーカーとジーンズと長袖のみ)

・家の鍵

これくらいか。

全部キャリーケースの中に収まったよ。

「ん、用意できたよ」

「あれ？それだけ？」

「これだけ」

「すっくな！」

「うるせえ。

マンガとかフィギュアとか持ってけねえもん」

「あ、そっか！じゃ行こっか！」

私の家を出て、音葉の家に向かう。

道中、こんな会話をした。

「…やっぱ自分の家帰っていい？」

「だめ」

「だってさ、男子いるとか嫌だよ？

ましてや人間嫌いな引きこもりだぞ？

…ニートになっていい？」

「学校あるでしょ！だめ」

「えぇ…。

っていうか眠い」

「…平均で何時間寝てるんだ？」

「約四時間」

「私は約九時間！

わーい！勝ったー！」

「…子供」ぼそっ

「なんか言ったー？」

「いいや、何も」

「？そっかー！」

「明日出かける。

夜まで帰ってこないからよろしく」

「えー！ご飯誰作るのー？」

「城田真昼に任せとけ。

家事できるらしいから」

「俺！？」

「よろしくね。

私はゲーセン…いや、和菓子屋行ってくるから」

「ゲーセンって言ったよな！？」

「ゲーセンって言ったな…」

「ゲーセンも行くし和菓子屋も行くんだよ。

さ、もう着くぞー」

もうすぐ音葉の家に着く。