検索窓
今日:19 hit、昨日:3 hit、合計:16,095 hit

新たな事実 ページ36

遅くなりましたが200hitありがとうございます!

本編へどうぞ!









NO side


「え、A…?何言って」

「…え、あ、や…あっ、ごめんなさいっ!

すみません!」


彼女は、スライディング土下座した。

その際、膝が少しすりむけた。


「……え、え?」

「…っはは、なんてね!嘘だよ!」

「…え?」

「嘘だよ!

…まあ、さっきまでは嘘じゃないけどね」

「え?」

「まあまあ!さっきのは、なんだろ…。

多重人格の別のやつが出たと思ってくれればいいよ!

前、こういうのあってさ、病院行ったらストレスとかでくる自衛本能?ってやつだってさ!」

「え、えあ…そっか。

…それでさ、どんなのがあるの?」

「人格?

えっとね…いつものあの無気力な人格。

あれが主人格。

それと、今のこの人格。

陽気な人格。これは作られた人格。

そして、さっきの人格。

少し壊れてる…っていうか、狂ってる感じの。

それも作られた人格。

今はこれくらいしかわかんないや!

ごめんね!」

「…主人格にはいつ戻るの?」

「寝たら戻ると思うよ!

それと、主人格はかなり繊細なんだ!

取扱注意…だよ?」

「…それは貴方に言われなくてもわかってる」

「あれえ?

私のこと、Aって呼んでくれないの?」

「うん。

だってAじゃないし、貴方の人格は主人格以外私がなくす」

「ふーん。面白くないなあ。

あ、そうだ、真昼君。

主人格のこと、よろしくね〜」


そして彼女は城田真昼の返事を聞くことなく、部屋に戻った。

そして、陽気に鼻歌を歌いながらパジャマに着替えた。

寝ようとした時、ぴたっと止まった。

数秒間静止した後、動き始めた。

回転椅子に座り、机に向かう。

彼女の目は先程のような元気な目ではなく、いつものような無気力で、光のない目になっていた。

彼女は机の中からノートを取り出し、めくる。

あるページで止まると、そこを開き、ペンを手に持つ。

ペンで何かを書き、数分後。

書き終わったのか、ノートとペンを元の場所に戻し、ベッドに横になった。

2分ほど経つと、彼女の静かな寝息が聞こえてきた。


彼女があのノートに何を書いたのか。

何を思いながら書いたのか。

彼女が

まるで楽しかったことでも思い出すかのように

笑いながら書いたのは。


それは、彼女しか知る由はない______。

騒動?の次の日→←わからない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リリムゥ | 作成日時:2017年12月12日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。