【サーヴァンプ】なにゆえ…。【逆トリップ】 (ページ28)

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シリアスゥゥゥ！← ページ28

「あれ？Aじゃん！

おひさ～！」

…面倒だ。

今いっっちばん会いたくない奴に会ってしまった。

…こういう時は、無視が一番いいのだ。

「あれぇ～？無視～？

そんな子には…！」

そう言われ、キスされた。

…うん、あのキス。

魚じゃなくてね？

されて０．５秒後に突き飛ばした。

…あ、例えだよ？

「いった～…。何すんの～？」

「っ、え、キ、キスして…！」

「キスぐらいでそんな大袈裟な！」

「真昼、テンパりすぎだ。

…ってかお前、誰だ？」

「え～？ひっどいなあ～！

俺だよ！千夜友也(ちやともや)！

元カレ忘れないでよ～！」

「「…元カレ！！？」」

「るっせえ、叫ぶな。

…僕は君みたいな変な奴知らないんだけど？

僕のこと知ってるなら、僕の名前言ってみてよ」

「血空A！」

「は？何言ってんの？

僕の名前は、琥珀だよ？

小鳥遊琥珀(たかなしこはく)。

他の人と間違えてんの？」

「え～？違うよ～？

君は、正真正銘俺の元カノ！」

「…仮に元カノだとして、その元カノに何か用か？」

「ああ、またやらしてほしいんだよね！」

「あ？何だそれ」

「だから、また体重ねようって！」

「…え？」

「…お前はどこかの風俗の可愛い子と間違えてんのか？

少なくとも僕は君と体を重ねた覚えはない」

「え～？あ～んなに可愛く啼いてくれたのに？」

…ああ、もう我慢の限界だ。

「可愛かったよ～？あの時h」

「黙れ」

「え？」

「黙れって言ってんだよ。

できんなら此処で思いっ切り殴りたいぐらいなんだよ。

ってかお前が元カレだなんてな、僕にとっては黒歴史なんだよ。

今すぐ路地裏に連れてかれてもう二度と他の人の目に触れないようにされるか！

今すぐ此処から立ち去るか！

どっちか好きな方選べよ！」

「…っ」

立ち去った。

僕は、肩で息をしていた。

「…ねえ、A。大丈夫？」

「…大丈夫だ。なんなら、聞いてもいいよ」

「…いや、今はいいや」

「…そうしてくれるとありがたいよ。

…にしても、久しぶりに大きい声出したなー」

「そうだね～、Aのあんな顔初めて見た！」

「あー…疲れた」

「あの…よろしいでしょうか？」

「あっ、すみません！大きい声出して！！」

「あ、いえいえ、大丈夫ですよ。

でも、次やったら追い出されますからね」

「いや、本当にすみません…！」

「大丈夫ですって。

あ、パフェです」

謝り倒した。

パフェが来たので、食べ始めた。