【サーヴァンプ】なにゆえ…。【逆トリップ】 (ページ26)

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…面倒だなページ26

本屋に着いた。

真昼達は音葉と共に行動するようだ。

私？私は一人だけ。

３０分後に出口付近集合という事になりました。

マンガ２冊と文庫本１冊買った。

もうそろそろ３０分経つな、と思い集合場所に向かう。

…全員いんじゃん。

と、音葉が私に気付き、こう言った。

「Aー！やっと来たー！遅いよー！」

しかも大声で。

なので、周りの人から白い目で見られている。

「本屋で大声出すなアホ。

しかも遅くはねえよ。お前が早いだけだ」

「わ、ごめん。

んー…次、何処行く？」

「あ、行きたい場所あるんだ。

ここから数分だからそこ行くぞ」

「分かった！じゃ、行こっか…って何処！？」

さー何処でしょうかねー。

本屋を出て、路地裏に入る。

そこから一つ右に曲がると、店が見えた。

「んー…？此処ー？」

「此処だ。さ、入るぞ」

店は古いような感じだが、どこか上品な感じ佇まいの内装だった。

店主一人で切り盛りしている。

「お！また来たのか！いらっしゃい！」

「おー、また来たよ」

「ところで、後ろの子達は友達かい？」

「んー…そうだね、友達だ」

「そうかそうか！

いやー…お前に友達ができる日が来るとはなぁ…」

「何だと？言うじゃんか」

「いやいや、嬉しいんだよ。

ほい、団子サービスだ！」

「相変わらず甘いな…」

「はっはっは！それがこの店の良さってもんよ！」

「そうか。んじゃこれお会計」

「まいど！ありがとな！」

「ここのは特別美味く感じるからね。

また来るよ」

「おう！ありがとうございました！」

棒付きキャンディーと和三盆と金平糖を買い、店を出る。

渡された団子はもう食べ終わったみたいだ。

「…っ、美味しかったー！」

「…良かったな」

店を出るなりそう叫んだのでびっくりした。

「あ！次さ、公園行こっ！」

「…なにゆえ？」

「なんとなくさ！さあ、行こうか！」

…嫌な予感しかしない。

in 公園

そうしてついた公園。

周りを見てみる。

すると、一部、空間が歪んでいるようなところがあった。

「…いやな予感的中…」

「え？」

中から、人が出てきた。

…否。一人は吸血鬼だ。

背が高く、『ゆ』とあるタオルを肩にかけている男性。

背が小さい、パフェが好きな子供のような吸血鬼。

…もうお分かりだろう。

鉄とヒューだ。