…マジかよ ページ23
「、A！？何言ってんの！？」
「何言ってんだよ！？」
「はっは、そう思ったから言っただけだよ」
「やめて！？」
「面白いからやめない。
あ、ごちそうさまでした」
「はやいって！」
食器を下げ、洗う。
「あ、俺がやるからいいよ」
「いや、作ってもらったんだからこれくらいはするよ」
真昼と音葉が食べ終わり、食器を下げた。
その際、真昼がこう言っていたが、私がやると返した。
「もう二人でやれば〜？」
「ん、あ、それもそうだな」
「あ、私も手伝っていい！？」
「ダメだ」
「何でぇー！？
これでも前よりは出来るようになったんだよ！」
「前もそう言ってたな。
そう言って何枚皿割った？」
すると音葉は、目を逸らしながら、
「…八枚」
と言った。
「…マジか」
「マジだ。引っ込んでろ。
ソファーで座ってろ」
「うう…」
「って、やべ！
八時！？電話しなきゃ！
すまん真昼！皿洗い頼む！」
「お、おう！わかった！」
リビングを出て、廊下に行く。
そして、学校に電話をかける。
数回のコール音の後に、ガチャッという音がした。
《はい、もしもし。
「１のＢの血空Aです。
藤山先生いらっしゃいますか」
《少しお待ちください》
…華廼覇羅高校ってさ、書きにくいよね。
これ書くたび手首疲れんの。
《もしもし、藤山です》
「あ、血空です。
あの、朝熱計ったら熱あったので休みます」
《お、そうか、分かった！
まあ、土日でちゃんと休んでおけよ！
なんたってお前は
“北海道一、二の頭脳の持ち主”
なんだからな！
ちゃんと体大切にしろよ！》
「…はい」
《じゃあな！お大事にな！》
ガチャという音がして通話が終わった。
…やっぱり、この学校は嫌いだ。
私の頭脳しか見ていない。
私自身のことは見ていないんだ。
…イライラするなあ。
リビングに戻ると、音葉と真昼がゆっくり？していた。
「あ、A！おかえり〜」
「ただいま。…電話したら？」
「ん〜そうだね〜！
じゃ、行ってくる！」
「いってら」
音葉が出て行ってからソファーに座ると、結構大事なことを思い出した。
「…課題やるの忘れてた」
「え、いつ提出のやつなんだ？」
「来週の月曜日まで」
「まじか」
「まじだ。１０分くらいでやってくる」
自分の部屋に行き、机に向かう。
鞄から課題を取り出す。
…途轍もなく面倒だな。
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作者名：リリムゥ | 作成日時：2017年12月12日 19時
