# benefactor ページ10
[ Me side ]
｢ そろそろ恋しなさいよ〜
そのままだと女ってこと忘れるわよ ｣
『 忘れないよ！
今は恋より仕事、恋よりセブチなの 』
私のヘアメイク兼スタイリストを全て担当してくれている
長年のパートナーであるダジュオンニ
スゴ腕の持ち主なのは業界で有名
何より私のことを理解してくれている1人でもある
今回の薄ピンク色のこのヘアカラーも
ダジュオンニが染めてくれた、お気に入り
今は衣装の最終確認
少しだけお腹周りが大きいから簡単に手直しをしてくれてる
DJ(ﾀﾞｼﾞｭ)｢ はい、これでオッケー ｣
ぽん、と私のお腹を叩いて鏡を見てチェックをする
…今回の衣装、フリフリでなんか恥ずかしいな
DJ｢ A、恋は女を美しくするのよ ｣
そしてこのオンニは何かと恋をしろ、と私に言う
『 そんな暇なんてないもん… 』
DJ｢ そういう問題じゃないでしょう ｣
いや、それは分かってるけど
好きとかよく分からないのが事実
男の人に囲まれて生活してるせいかな？
鏡越しにダジュオンニと目が合う
DJ｢ いい人が周りにいっぱい居るじゃない ｣
目が合えば少し難しいことを言ってフワリと笑った
『 いっぱい？誰？ 』
DJ｢ はあ、これだから妖精ってやつは… ｣
おバカなのか天然なのか分からないわね、
なんてゲラゲラ笑いながら控え室を出て行ってしまう
1人取り残された控え室
メンバー達は隣の部屋で今頃騒いでるんだろうし、
ダジュオンニはどうせタバコ吸いに行ったんだろうし
なんだか皆のところに戻る気になれなくて近くのソファに腰掛ける
…恋、か
日本でユウキと付き合って別れてから
もう恋なんて久しくしていないし、よく分からない
メンバー達にドキドキしたりすることはあるけれど
それは恋ではないだろうし、ましてやメンバー
家族であり仲間であり、恋をする相手じゃない
だけど、よく分からない
分かってるはずなのにどこか胸がチクリと痛む
MG｢ ヌナ〜？ ｣
『 あ、ミンギュ 』
そこに扉をこっそり開けてニカッと笑った
ミンギュが顔を覗かせた
私が1人なのを確認して私の隣に腰掛けたと思ったら、
私の膝に頭を乗せてニヤニヤしながら目を瞑る
『 なに、皆がいないからって甘えてるの？(笑) 』
MG｢ いいでしょ、たまには！ ｣
楽しそうに笑うもんだから、払い除けることも出来なくて
私の膝でニコニコしながら喋るミンギュを見ていた
･
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やー - 読みなから涙してしまいました(*T^T)続きを待ってます！ (2020年3月19日 23時) (
レス) id: 31efd7af42 (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん(プロフ) - スーさん» 嬉しいコメントありがとうございます(；；) 頑張ります！ (2017年6月1日 13時) (レス) id: d6d653fdbe (このIDを非表示/違反報告)
スー - 楽しみに待ってました！また初めから読み返させて頂きます！これからも頑張って下さい☆ (2017年6月1日 7時) (レス) id: 3809f6c27b (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - くれぱすさん» よかったです(;_;) もう1話追加したので是非見てください！ リクエストありがとうございました☆ (2016年8月22日 16時) (レス) id: c7f8e70e18 (このIDを非表示/違反報告)
くれぱす(プロフ) - ありがとうございますステキです！スクショしちゃいました笑これからも応援してます(*^^*) (2016年8月21日 4時) (レス) id: fd96cdbf1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケロちゃん x他2人 | 作成日時：2016年8月19日 20時
