# i said and was late ページ20
［ JEONGHAN side ］
結局Aが目覚めることなく迎えた朝
いつ意識が戻るか分からない状態で
なかなか寝付ける訳もなくて、
Aの病室と待合室を行ったり来たりの繰り返し
困惑と衝撃、それから寂しさに似た無力感で
交わす言葉なんて１つも無かった昨日の夜
でも 今は皆が皆、
支えるように 慰めるように寄り添っていた
JH｢ Aの所、行ってくる ｣
隣にいた ジュニにそう伝えれば、うんと頷いて
眉の下がった悲しい笑顔をした
1人で使うには あまりにも広い病室の真ん中
ポツンとベッドが1つ
…それから そのベッドの横に椅子を置いて
Aを優しい顔で見つめていた ハンソリの姿
僕が入ってきたことに気付いて こっちを見て悲しく笑った
VN｢ Aヌナって、どんな時でも綺麗なんだ ｣
またAを優しく見つめながら口を開いたハンソリ
いつもは口数の少ないハンソリが
1つ1つ、言葉を選ぶようにして話し出す
VN｢ …辛そうな時の顔も、悲しんでる顔も、
困ったように笑う顔も、怒ってる顔も、
……本当に綺麗なんだ、 ｣
JH｢ ハンソリ、｣
VN｢ 分かってるよヒョン ｣
どこか余裕気で、でも泣きそうな顔で僕の目を見た
僕の声は大きな病室の中で少し響いて消えていった
焦ったんだ
壊れてしまう、またそう思った
少し前のことを思い出した
Aとハンソリが曲作りで毎日一緒にいた時
ハンソリがAにベッタリだった時
少しの意地悪、それからヒョンとしての忠告で
ハンソリにキツく
｢ Aのこと、ちゃんと見てあげて ｣
そう言ったことを思い出した
VN｢ 僕は同じSEVENTEENのメンバーとして、
Aヌナを信頼してる1人の人間として、
Aヌナを尊敬している1人の弟として… ｣
でも、あの時のハンソリは居ない
今僕の前で話すハンソリは、
あの時よりか真っ直ぐで強い瞳で
VN｢ ……Aヌナを愛してる1人の、男として ｣
その言葉に嘘なんて何も1つ見えない 澄んだ瞳
VN｢ Aヌナをこれからも守るって決めたんだ ｣
JH｢ 僕だって同じだよ
僕達はSEVENTEENだ 仲間だ 家族じゃん
…それは皆そうだよ
でもAは僕にとっても愛する人だ
僕だって、1人の男としてAを守るよ ｣
Aを見て、ハンソリを見る
ハンソリは笑った
VN｢ …うん、｣
きっと、ハンソリは
あの時から言いたかったんだと思う
僕はAヌナが好きなんだ、って自信を持って
･
# voice of the happiness→←# meeting tells
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やー - 読みなから涙してしまいました(*T^T)続きを待ってます！ (2020年3月19日 23時) (
レス) id: 31efd7af42 (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん(プロフ) - スーさん» 嬉しいコメントありがとうございます(；；) 頑張ります！ (2017年6月1日 13時) (レス) id: d6d653fdbe (このIDを非表示/違反報告)
スー - 楽しみに待ってました！また初めから読み返させて頂きます！これからも頑張って下さい☆ (2017年6月1日 7時) (レス) id: 3809f6c27b (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - くれぱすさん» よかったです(;_;) もう1話追加したので是非見てください！ リクエストありがとうございました☆ (2016年8月22日 16時) (レス) id: c7f8e70e18 (このIDを非表示/違反報告)
くれぱす(プロフ) - ありがとうございますステキです！スクショしちゃいました笑これからも応援してます(*^^*) (2016年8月21日 4時) (レス) id: fd96cdbf1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケロちゃん x他2人 | 作成日時：2016年8月19日 20時
