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「…ここまでお前達に詳細を話した理由、察してもらえると思うが…」
「手を貸して欲しい、そう言う事でしょう？でもそんな事態、なぜ軍が動かないんです？」
ニノの問いに、肩をすくめるシュン。
「サリファの幻覚の所為だ。王都からの情報網は掌握されているし、時折偵察に派遣される軍兵は新人ばかり。隊長クラスならまだしも、新兵なんて幻覚に惑わされて『異常なし』で終わり…」
「マルタは新兵の訓練所みたいになっているからな…」
「加えてマルタの軍上層部にもサリファの息が掛かった者がいるとも限らない。軍に話すのも抵抗があった」
「…ショウさん、あんたが戻ってくるまでは」
「…俺？」
「まだ気がつかないか？俺たちの名前で気づくと思ったが」
俺たちの名前…？
目の前の青年が『シュン』…。
親友が……『ジュン』……？
『見てろよショウさん！あと3年…いや、1年したら、俺らも軍に入る！』
『俺たちがちゃーんと背中を守ってやるからな！』
『それまでになで肩なおしとけよー！』
「……っ！」
勢いよく立ち上がった俺に、驚いたカーバンクルがマサキの頭の上から転がり落ちた。
「何なに？どしたのショウちゃん？」
「シュンとジュンって…！お前あのシュンか！」
俺の言葉に、シュンがニヤリと笑った。
「やっと思い出したか『なで肩ショウ』さん？」
「なで肩言うな！…『WW』のリーダーがまさかシュン、お前だったなんて…」
「俺はきちんと名乗ったはずだが？観察力が足りないんじゃないか？俺はコタに話を聞いてすぐ分かった」
「それはお前が…」
「ちょい待った！知り合いなのは後でくわしく聞くから！」
「話を元に戻して下さい！」
「あ…悪い…」
マサキとニノに止められる俺にくすくす笑うシュン。
まさかあの悪ガキにこんな所で出会うとは思っていなかった…。
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涼歌(プロフ) - さた郎さん» さた郎さーん^^即コメいただきましてありがとうございます…！お花屋さん、周りの方が素敵過ぎてどうしようだったのですが、そう言っていただけると嬉しいです♪こちらもゆっくりと更新再開していきたいと思います^^ (2013年3月26日 22時) (
レス) id: c9edb23143 (このIDを非表示/違反報告)
涼歌(プロフ) - なーにさん» なーにさーん^^わーい、相思相愛(笑)あのような紹介の仕方で良かったですかね？たくさんの素敵な本が集まる本屋さん(図書館？)…、私も楽しみです^^ (2013年3月26日 22時) (レス) id: c9edb23143 (このIDを非表示/違反報告)
なーに(プロフ) - すずちゃーん☆呟きの方にも宣伝してくれてありがとうございます(*´∀｀)私もすずちゃん大好きよ♪(´ε｀ )真夜中って、もう朝方ですが、私も変なテンションでごめんなさい(;^_^A (2013年3月26日 5時) (レス) id: b5a7d9a9ac (このIDを非表示/違反報告)
涼歌(プロフ) - ☆葵☆さん» ☆葵☆さーん^^教えていただいてありがとうございます^^読むのが遅いですが、伺いますね^^ (2013年3月18日 0時) (レス) id: c9edb23143 (このIDを非表示/違反報告)
涼歌(プロフ) - さた郎さん» さた郎さーん^^返信遅れてすみません;タケル達も合わせて５人！言われて初めて気づきました^^なんという偶然！最近ゆっくり更新ですが、またのんびりお待ちいただければ嬉しいです♪ (2013年3月18日 0時) (レス) id: c9edb23143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼歌 | 作成日時：2013年2月12日 17時
