破滅 ページ15
ノゾム「…何が起きたんだ?」
春の国
外で鍛錬をしていたノゾムが隊員たちに止めるように指令を出して空を見上げた
先ほどまで晴天であった空は夜となり、満月が登っている
ショーリ「ノゾム‼︎」
そこに焦った表情でショーリが近づいてきた
ノゾム「ショーリ、これは一体」
ショーリ「厄災の始まり」
ショーリの言葉にノゾムは目を見開いた
チネン「二人とも、リョースケが呼んでる」
チネンに呼ばれ、二人はリョースケの元に向かった
リョースケ「…厄災が、始まる」
ノゾム「どうして急に…」
ショーリ「…聞こえる」
ショーリは窓の外を見る
ショーリ「あっちから、厄災の音が」
ショーリが指差した先は月の下にある丘であった
リョースケ「あっちに何かあるってことだよね。
…行こう」
チネン「はぁ⁉︎
何言ってるの?
今は能力も持ってないくせに」
リョースケ「確かに何も持ってない。
だけど俺は春の国の王だ、国民の危険が迫っているなら助けに行く」
リョースケの赤い目と黒い目は決意がこもっていた
チネン「…わかった、僕も行く」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年3月31日 22時