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冬の国 ページ40

ルイ「…分かってる」

 

ルイはまた収監所に来ていた



毎日訪れているそこの地形などほぼ完璧に覚えてしまっていた



ユーヤから嫌な顔をされて追い出されることはわかっている



それでも…という希望がルイを突き動かしていた



ルイ「…失礼、します」



ユーヤ「よく来たね」



入るといきなりユーヤが出迎えてくれた



ユーヤ「お父さんと思われる人物と話したいんでしょ?」



ルイ「は、はい」



ユーヤ「本当は禁止事項、だけど」



ユーヤは別室への扉を開く



するとそこにはガラス一枚越しであるがルイが話したかった男性が座っていたのだ



ユーヤ「俺は別室からカメラでここの様子を見ている。



それが条件」



ルイは驚いた表情でユーヤを見た



ユーヤはウィンクをしてルイを部屋に入れ、扉を閉める



ルイは恐る恐ると用意された椅子に近づき座った



ルイ「…ルイ、と申します。



あなたは、私のお父さん…なんですか?」



男性はルイを見つめる



同じ色の瞳がぶつかり合い



男性は小さく



あぁ



と頷いた

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2023年2月22日 23時

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