45話 真琴 ページ50
−−−−−−−−−−−−
俺達は、マフィア達を倒しながら地上を目指した………
しかし………
兄「行き止まりだ」
弟「あれ?おかしい……マフィア達はこっから来てるんだけど………」
兄「お前間違えたんじゃないのか?」
弟「間違えてないもん!こっから出てきてるもん!」
兄「あー分かったから静かにしろ!で……どうするおついちさん?」
兄弟喧嘩の末に俺に聞いてくる兄者………
おつ「ここなんかおかしいよ……マフィア達は出てくるけど皆出口を知らせてるみたいに出てくるし、普通ならカメラやレーザーがあってもおかしくない……なのに今まで俺達はそれを一個も見ていない……」
兄「まさか?」
弟「?」
俺が言いたいことを兄者はいち早く気づいたみたいたが弟者の方は分からないらしい………
おつ「本当に罠かもしれない」
暁「お見事!しかし、ここまで来て気づくとは……かなりの手遅れですよ?」
兄「チッ………」
気づいたらさっきまで歩いてきた道が暁とマフィア達によって塞がれていた。
後ろは壁、前は暁とマフィア
それじゃ袋の中のネズミじゃないか………
弟「くそっどけっ!」
おつ「弟者君!」
刀で向かって行こうとした弟者君を急いで止めた………ここじゃ勝ち目なんてない……
弟「おついちさんなんで諦めてんだよ!」
おつ「ここじゃ刀は振れない!今まで通ってきた道と違ってここは道幅が狭くなってるんだ!刀が壁にぶつかって人を切れやしないよ!こいつは全部測っていたんだ!」
そうだそうとしか思えない。
俺が隠して刀を持ってきていた事も知っていたんだ………
暁「お前らに私の可愛い姉妹はやらない。姉妹は俺との結婚式をあげるんだ。俺がどんだけ姉妹を愛していたかなんて誰にも分かりはしない。こいつらを牢に戻せっ!」
こいつは歪んでいる……
家族で結婚なんて無理だ……
兄「瑠莉………」
弟「桜ごめん……な」
まだだ……諦めるな………
おついち考えろ……考えろ
おつ「分かった」
兄弟「「?」」
おつ「簡単に地上に出る方法……それはただ単にマフィア達から逃げて走ればいい」
兄「は?」
弟「何言って………」
おつ「だから、マフィア達が居る方にさっきは向かっていったから悪いの、マフィア達が出てこない方へ走れば多分出口あるんじゃないの?」
兄「……そうか………やってみるか」
俺達はその作戦は明日やるとして
今日は寝ることにした………
−−−−−
続編へ!
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ