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中島side
光くんの家の前まで来た
俺にとっては好都合な木造住宅
純和風な雰囲気の家に光くんの姿が見えた
裕「どこか隠れるところ…。」
辺りを見渡すと家の隣に古びた建物があった
見つからないように中に入って兎の姿になった
ユウト「よしっ。急がなきゃ！」
庭を通り過ぎてうまく家の下に隠れられた
兎特有の大きな耳を傾けた
光「…ははっ。」
なんだ、光くん笑ってるじゃん
よかった…
光「あ、じーちゃん。今日の夜何食べたい？」
祖父「なんでもいいぞ。それより、寝てなくていいのか？」
光「へ？」
祖父「ばあさんが、今日は光が熱っぽいから学校を休ませると言っていたが。」
光「あぁー…うん。もう大丈夫。」
確か光くんの両親って仕事で海外にいるんだっけ？
だから祖父母と一緒に暮らしてて
料理も上手なのかな？
祖父「何かあったのか？」
光「え、なんで？」
祖父「お前は昔からそうだ。‘大丈夫’、たった一言だけ言って頼りはせんかった。」
光「…。」
祖父「親と一緒にいないからといって我慢することはない。今は、わしらがお前の親なんだから。」
光「じいちゃん…。」
光くん…我慢、してたんだ
いつも明るく笑っていたけど
本当は親といないことが寂しかったんだ
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双葉 - ききさん» ありがとうございます！少しずつですが、頑張って更新していきます！ (2017年9月2日 13時) (
レス) id: e69900948f (このIDを非表示/違反報告)
きき - Magic power の時から双葉さんの小説読ませていただいてます。めっちゃ大好きなのでこれからも更新楽しみです！応援してます(^O^) (2017年8月30日 1時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2017年8月28日 13時
