tu punto de vista ⅱ (ページ39)

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ver.向井

どうしよう

俺、こういうの向いてなさすぎる

今、俺の胸に顔を埋めて、多分…泣いてるA

俺はというと、抱きしめていいのか……どうか……
なんて、両手を右往左往させている

なんでこんなことになっているかというと、今日突然Aからご飯行きませんか、というLINEがきた

こんなめずらしいことないんだから、行くに決まってる

で、ご飯中は普通に楽しくいつも通り食事をして、タクシーに乗って、Aの家にまず向かった

…ら、お茶、していきません？なんて、誘われて

もう内心ドッギマギしてんのに俺は

部屋ついて、ソファー座って、で、この状況

俺の人生経験では対応しきれないです

「…A？」

『ぁ…ご、ごめんなさい！！！』

バッ、と大慌てで俺から離れる

あーあ、まだこのままで良かったのに

て、いやいやいや、泣いてんだから

「えーっと…なんで泣いてるか、とかは聞いても良いの？」

『まぁ……その、ちょっと、落ち込むことがありまして』

「…そっ、か。まぁ、俺なんかで気が紛れるなら全然、いつでも一緒にいるし」

やっぱ理由までは話してくれないか〜

でも、頼ってくれるようになっただけ成長か

こんな顔、他のやつに絶対みせたくないし